陰陽師に呼ばれたお話② | 約束の場所

約束の場所

生まれつきの視える人





そんな風変わりな一行、安倍晴明神社に到着⛩️





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何というか………めちゃくちゃ下町な空気が流れてるなここ😳

小さい頃外で遊んでいたら迎えた夕方、夕焼けの陽の光を浴びながら「ご飯出来たわよ~早く帰ってらっしゃい~」と母親の声が聞こえてくる、そんな空気で満ち溢れていました。







まずは、生誕の場所に。




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特に何もないな………😑

とりあえずご挨拶をまずはしとこうか。。と、本殿へ。


いつも通りに手を合わせる。うーん……特に、本殿からも声は聞こえないかな……ここも京都の安倍晴明神社と一緒で結界なんやろか……🤔



そんなこんなで、次は銅像前に。



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狐さんがいるのね🦊



🙉「えっと、安倍晴明さんはこの場所で生まれたんですか?」


☆(男性の声)『生まれたかもしれないし、生まれなかったかもしれない』


🙉「誰がそんな禅問答せー言うてん……」


☆『分かりやすく教えてやろう。この世界で安倍晴明はこの場所で生まれておらずとも、物語の中で、この場所で生まれたとしたらば、その場所は生誕の地となるもの、違うか?』


🙉「なんだその屁理屈。。。あぁあれ?アニメとかその場所をモデルにしたら、そこが聖地と呼ばれるようになっちゃう感じと同じって事?3次元ではそのキャラクターはそこに実在しないけど、2次元ではそこで生まれた設定にしたら、その瞬間3次元の世界ではキャラクター生誕の地みたいに言われちゃうもんね、実際」


☆『つまり、そんな意味でここは生誕の地で合っているし、違う意味ではあっていない』


🙉「まぁ……なんとなく理解……(丸め込まれた感もあるけど)じゃあ、つまり実在しないの?安倍晴明」


☆『実在したかもしれないし、しなかったかもしれない』


🙉「またか!!😭いや、多分その言い回しだと……安倍晴明は実在しない、でも安倍晴明はいたって理屈なのかな……」


☆『それでいい。安倍晴明は広告塔』


🙉「なるほど。安倍晴明は芸名、ただその時代において色々な抑止力になる為に、陰陽師は目立つ必要があったのか……私も色々言われてきたからわかるけど、当ててみろとか、目で見える物を求める事しか出来ない人間は必ずいるし、平安時代もきっと沢山いただろうしね」


☆『そう、奇術は黙らせる事が出来る表向きな術。本当の術とは視える者にしか視えない代物で、理解は到底出来ぬ代物』


🙉「なるほど、難解だけど何となく理解?葛の葉様が産んだ的な話も、ファンタジーなのかなつまり」


☆『お前の今の状況。それと同じ事』


🙉「まぁ確かにそりゃそうか……視える人間に対して、それを少し感知出来ちゃう人からしたら?安倍晴明は狐の子だとかそう思っちゃうだろうし(傍に九尾がいたり)その方が感知側は精神的に、安定を保てるものなのかも?🤔」


☆『もっと色々複雑だが、概ねそれで』


🙉「で、モデルは誰なんです?」


…………(受信)……………


🙉「つまり、賀茂家なのね。色々有り難うございました!ほな、私は帰ります!」



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それから御朱印を頂いたり、おみくじひいたり(『焦るな』とのメッセージ)、お守り買ったりは堪能して



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鳥居の外へ。



🙉「( ゚д゚)ハッ!そういえば、今日は私お使い役はしなくて良かったんかな??とある方に何か渡す役目があったと思ったんだけど」

月『もうそれなら既に』

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🙉「え!!人!!?じゃあ波多能さんがモデルの人なの?え?どういう事!??」


すると、月と波多能さん談笑しながら、ふたりで駅の方へ歩きだす。


🙉「ガン無視ですやん………😑」


子狐タン🦊『お方様お疲れ様でした。あと、式神のおふたりの注入は此方で済ませておきましたから、大丈夫ですよ♪』


🙉「あぁ……確か注入があるから一緒にきたんよね?ごめんなさい、そこまで気を回す余裕なかったな……で?注入とは!??」


🦊『新人さんなので、色々此方から渡す物があるんです。これで双方向が可能になるので、お方様は楽になりますよ』


🙉「もう全く意味わからんけど、ここはそんな場所って事??」


🦊『はい!いわば陰陽師の充電ステーションですね。基地局みたいな。陰陽師の方々は、最終的にここにたどり着くシステムなんです。京都の次は此方に、そして来られた方々には、色々をお渡しするんですよ』


🙉「へぇ…………とりあえず見落としてたりしてなかったらいいや……」


🦊『はい♪月さん達を見失わない様に、さぁ行きましょう』

そして、大阪珍道中はまだまだ続くのでしたぁ~



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