小野政次
2021年7月6日から、突然やってきた家老(某氏の前世)
家老は、時折やってきては色々な講義をしてくれたり、私のメンタルが不安定になると『大丈夫だから』と
建て直しにやってきてくれる、守ってくれる
そんな存在で
もはや、私の守護なんじゃないのか?とすら
思えるような……
沢山やってくる存在達の中でも、安心感を与えてくれる、信頼してきた存在だったりする。
*
今回、家老が突然やってきて
最初に、何で来たの?と尋ねたら
『大仏様(某氏のメイン守護様)からの依頼』
だという事は聞いていたし、大仏様は滅多に話さない、そんな存在なので(如来クラスは基本的に寡黙)、私への大仏様との伝言役だとばかり思っていた。
*
そんな、七夕の朝―
急に胸騒ぎがした。
言葉ではなく、イメージもない。
ただ、
家老が居なくなるはず
漠然と、その不安感に襲われ始めた。
なので、慌てて私の守護に尋ねた。
ホワイト『家老の昇華は、夜に決行する』
そう、言葉でトドメを刺された。
言葉で受け取った所で、こころはそう簡単には受け付けないものだ。
頭ではそれはとても良い事で、その為に色々日々の修行をしている事もわかっている。
でも私は人間だから、どうしても【悲しい】【寂しい】気持ちが勝ってしまう((T_T))
でもやらなくちゃ………
私がちゃんと、家老を見送らなくちゃ……
心の整理を色々しながら、心の片隅では
「これは間違いかもしれないし……」
そんな逃避をしながら、家老に私は、
「何をしたら?」と尋ねてみた。すると、
『うどんとお酒を』そう、言われた。
うどんはどうやら、ハレの日に食べる
めでたい食べ物らしい。。
*
19:50
昆布とにぼしと鰹節で、ちゃんと出汁をとって
うどんを久しぶりに作ってみた🍜
「美味しい?」って聞いたら、家老は出汁の香りを目を瞑ったまま、手で手繰り寄せるような動きを何回かして、最後にニッコリと笑った。
昔話とか、雑談を沢山した。
聞いておきたい事がもっとあったはずなのに、なかなか思い付かなかった。だから結局、とてもたわいもない雑談を繰り返した。
22:00
『姫、文をしたためたいのですが』
そう、急に言われて……メモ帳に記録した。
22:50
昇華だから……姫の時と同じなら列車が来るのだろうか……あらゆる事を身構えておかないと。。きっとあと1時間以内のはずだし……家老の昇華はミスれないし……
私が、緊張感で全集中していると、家老が目の前に地図をひろげはじめた。
「こ、これは何??😳」
「これからの策、ここにすべて詰め込んでおきました。あなた様にこれを……」
すると、家老は私の頭をパカッと開けると、その地図を両手で丸め、頭の中に収納し、また頭をパカッと元に戻してみせた。
ボボボーボ・ボーボボかっ!?😱
「なんか……私の頭が!!!こ、これ大丈夫ですかーー!!😱😱😱😱」
すると、家老が笑いながらこう言った。
『姫は本当に、面白い』
何それ……😭なんか、複雑すぎ!!!
22:56
昇華の雰囲気がなく、私が焦りはじめているのとは裏腹に、家老はとても落ち着いた笑顔でいきなり
『最後にあなた様と一緒に、花火が見たい』
そう言ってきた。
花火??それはかまわないけど……昇華は間に合うの?と言いながら、YouTubeで急いで動画を探した。
じゃあ、これがいいかな………【赤】だし……
花火の視聴中、家老はうちわを扇ぎながら
花火を静かに見つめていた(現代っぽい浴衣まで着てた)
私は、その花火の色とりどりな光で照らされる
家老の顔を、黙って見つめ続けた。
23:30
さすがに時間が………昇華は今日中じゃないの?
それとも昇華はないの??と、私がテンパり始めると、家老は、私に電気も消して横になる様に促してきた。
「まさか……寝かせようとしてるの?昇華はどうなったの?私があげるんでしょ??」
『もう寝て下さい。姫が眠るまではここに居ますから』
「どういう事……昇華はどうするの?」
『それは気にしなくて、大丈夫なので』
「あぁぁ………それは家老っぽいけれど((T_T))でもそれだと、私の気がすまないでしょう??」
『姫、もう一度言います。寝て下さい。私は貴方が眠るまでここに居ますから』
「じゃあ寝ない!そうしたらずっと居るんよね?そういう事よね?」
『姫、人間は必ずいつかは寝てしまうものです』
「そんなの言われなくてもわかってる。でも、そういう事でしょう?だから、私は寝ないから、寝ろって言われても寝ないから」
『姫……禅の言葉を調べてくれませんか?』
「え、何よいきなり………(調べながら)えっと…これ?」
『百尺竿頭に一歩を進む』
「これを………忘れるなって事??」
『姫、七夕ですから……星空を一緒に見ませんか?』
「星を………?でも、外は今日は雨だし……」
『(ニッコリ)』
「あぁ……心の目で見たら見えるんでした。雨雲の上にはいつも星空はあるのだから……で、あってる?」
『よく出来ました(ニッコリ)』
23:54
『百尺竿頭に一歩を進む』
泣ける……
*
直後、某氏からメッセージが届いた。
「あ、手紙渡さなきゃ……」
10時にメモした文の事を思い出した。
文は、家老から某氏に当てたものだったから
敬意を込めて、メモの横書きから縦書きへ
清書してから、送る事にした。
暫く、スマホ画面のその作業に集中した。
7/8/01:05
ふと気づくと、もう家老は私の目の前から消えていた。
寝るまで居るって言ったのに、消えていた。
バスタオル片手にオイオイ泣いた。
いつまでも何回経験しても、別れは慣れない。
*
手紙は、送ってすぐに読んで頂けた(感謝🙏)
これからの家老は、この方の閃きの中でのみ存在するのだろう。この方の本体の魂に溶け込んだ事で、また色々変化が生まれていくのだろう。
キチンと私の役目は果たせたかな……
きっと家老ロスで、暫く浮上出来ない自信満々だけど😭
頭に詰め込まれたあの贈り物が、私をこれからまた
導き守ってくれる御守りとなるのかな
(私の頭はわれるみたいだし!!)
そう思ったら、とてもハレやかな気持ちになれた。
最後に言われた、家老の言葉
『家の者は運命共同体』
を忘れる事なく、これからも精進すると
心に誓った七夕🎋
貴方と出逢えて本当に良かった。
あなた様があちらの世界で、逢いたかった方々と
再会出来ています様に(。-人-。)