お礼のしるし | アハハライフ魂(スピリット)

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昔、カネさんというおばさんがいて、そのおばあさんはとても優しい、思いやりに溢れるばあさんだったんだ。


いつも近所の人に自分の畑でできたものを配ったり、作った料理を持っていってあげたり、困った人がいれば親身に相談にのってあげたり、旅人がいれば泊めてお世話してあげたりと、いつもご縁のあった人に自分ができることを精一杯してあげていたんだ。


そうすることがカネばあさんの喜びでもあったので、おばあさんはそれだけで十分だったんだ。


だから、誰かがお礼に何かを渡そうとしても


「わたしは、させてもらえることが喜びなんだよ。だから、何もいらないよ」と笑っているだけだったんだ。


あまりにたくさんお世話になっているので、ある人が無性にお礼がしたくなって紙にこんなことを書いて渡したんだ。


『カネさんへのお礼

いつでも困った時には、私を呼んでください。何でもします。』


最初は遠慮していたカネばあさんだったけど、あまりに熱心にその人が受け取ってほしいというので

「ありがとう。じゃあ、何かあった時は頼むよ」と言って、カネさんはその紙は喜んで受け取ってくれたそうだ。


何も受け取ってくれなかったカネばあさんが、お礼に何でもすると書いた紙なら受け取ってくれたと村中で噂になり、今までカネさんにお礼がしたかった人たちがたくさん訪れて、お礼の紙でいっぱいになったそうだよ。


「こりゃ、私だけじゃ使い切れないね・・・」


困ったカネばあさんは、他の人の施しのために、そのお礼の紙を使うことにしたそうだよ。


隣町の誰々の家の戸が壊れたから、直しにいってあげておくれ、とか、

誰々の畑が不作だったから、皆の畑のものを分けてあげておくれ、など


そうやって今まで自分一人でやっていたことを、お礼の紙をくれた人たちにも協力してもらって、さらに遠くの人や、多くの人のために動けるようになったんだって。


すると助けてもらった人は、またカネばあさんにお礼の紙を持って来てくれて、その紙は結局、どんどん増える一方で一向に減ることはなかったそうだよ。


カネばあさんがもうすぐ亡くなるという時、日本中からその噂を聞きつけて、カネばあさん今までありがとうと、お礼の紙を持って、本当にたくさんの人が訪れたそうだよ。


「皆、ありがとうね。私こそ本当にたくさん皆から喜びを与えてもらって幸せだったよ。この家にある皆がくれたお礼の紙は、ぜひこれからも多くの人のために役立てておくれ」


そう言い残して、カネばあさんは、旅だったんだって。


『カネばあさんへのお礼のしるし』


その紙は、その後もたくさんの人に喜びをもたらしたそうだよ。


その紙はやがて「おカネ」と呼ばれるようになって、今の「お金」の元になったんだって。


だから、お金って実はそれを与えてくれた人への「お礼のしるし」っていうことなんだよね。


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この前、車に乗ると


「あれ?なんか心地いいぞ、この心地よさはなんだろう」という感覚になりました。


思い返してみると、その前日、車のディーラーさんで車の定期的なメンテナンスを施してもらっていたのでした。


もちろんエンジン関係の調整をしてくださったということもあるのだと思うのですが、それ以上に、丁寧に心を込めてメンテナンスをしてくださった方の温かい思いやりのエネルギーを感じていたのだと思います。


そして、無性に有難いなぁという感覚になって、お礼というか、恩返しをしたいという気持ちになりました。


わざわざお礼を持っていくことはしませんでしたが、


「これからも絶対あそこでメンテナンスをしてもらおう」という思いになったのです。


その体験がこの物語を書くきっかけになったのですが、結局お金というものは何か施してもらったことに対する感謝とかお礼のエネルギーのやり取りをかたちにしたものなんだなぁと改めて感じたのです。


メンテナンスをしてくださった方に、お礼として僕がその場でセッションやヒーリングをするわけにもいきませんので(笑)、代わりにお礼のしるしとしてお金を渡しているだけなんですよね。


お金は、「どれだけ多くの人に喜びを与えたか」ということに尽きるのでしょう。


だから、利益至上主義だったり、自分が放つ思いや動機の部分を無視して、ただ単に多く儲けたいというのは自然の摂理に反していますので、何らかのかたちでその責任は必ず返ってくることになります。


この物語のおばあさんが皆からもらったお礼の紙だけを集めたいという風に考えれば、その不自然さがわかるのではないでしょうか。


企業の不祥事や不良債権による倒産や経営の行き詰まりなどは、すべて自分たちが今、発しているものを見直なさいという宇宙からのメッセージでもあるわけです。


そして、私たちの人生に付きまとうお金に関する問題やトラブルや不安などもすべて、本来のお礼や感謝のしるしとしてのお金の本質を見失っていますよというサインでもあります。


お金のシステムがその星の次元そのものを顕すそうですから、実在を伴わないマネーゲームと化し、いかに多く儲けるかに焦点が当てられる傾向が高い地球は、まだまだお金に関して色んなプロセスを経て、本来の等価交換や愛や感謝のシステムとしての仕組みを創っていく必要がありそうです。


本来は、私たちそれぞれが自分の能力や才能を十分に発揮し、その見返りとしていつでも必要な時に十分に欲しいものが受け取れるシステムが機能している状態がより本質的な経済システムなのですが、まだ現在は、私たちが解消すべきテーマがあるため、やりたくないことをやったり、会いたくない人にあったりなど、「お金のために」という名目で自己を浄化していくツールとしてお金を機能させる必要もあるようです。


私たち個々の色んな部分での統合や解放が進めば、本来の正常な経済システムが確立されてくるはずです。


しかし、現在は集団的な縛りが解け、自分がどの世界(周波数帯)にいるかを選べる時代ですので、気付いた人から、実践していくことで、本来の愛や感謝のシステムとしてのお金が存在する世界へと移行していくことができます。


本来のお礼や感謝のしるしとして、お金を支払うことを実践したり、本当に自分や他人が喜べるものにお金を使ったり、お金を貰う、貰わないに関わらず、自分が携わる仕事では、それを受け取る人のために心を込めて丁寧に行っていくことで、私たちの周囲はお金の本質である愛や感謝のエネルギーが満たされ、結果的にそれが顕在化し、私たちは豊かさを体現してくことができるようになります。


本来の「おカネ」を思い出していきましょう。


当時の本物のおカネ(イギリス大英博物館 貯蔵)



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