先生、今日は珍しい料理を紹介してくださるということですね？
はい。
では、さっそくお願いします。
わかりました。まずお鍋に牛乳をひたひたまで入れて、沸騰させます。
大丈夫ですか？溢れるんじゃ・・・。
はい、沸騰してきましたね。
せ、先生！めちゃくちゃ吹きこぼれてるじゃないですか！
大丈夫です。この吹きこぼれた牛乳を使います。
え？
吹きこぼれた牛乳を布きんで拭いて、フライパンに絞ります。
う・・・気持ち悪い・・・。
これを沸騰させます。
沸騰というか、ほとんど量がないので、どんどん蒸発していきますよ！
大丈夫です。
いや、大丈夫じゃないでしょう？
蒸発しきったところで、火を止めます。そして、フライ返しでこのフライパンにこびり付いた牛乳をはがしてお皿に入れます。
まさか・・・
はい、牛乳パリパリせんべいのできあがりです！
こ、これで終わりですか？
ええ、終わりです。では、一口どうですか？
いや・・・私は結構です。先生どうぞ。
では、遠慮なく・・・。
う・・・
なにこんなにまずいもの食わせてんだよ！
いや、あんたが作ったんだろ！
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私たちはいつも現実というものが先にあって、そこから何かを感じていると思っている。
あの人の態度が気分を悪くさせた、あの人の言葉で傷ついた、世の中の景気が不安にさせるなど。
現実が先で、感情や感覚が後なのではなく。
その感情や感覚が先に自分の中にあって、それを使って私たちは毎瞬、毎瞬、現実というものを創り出している。
それは料理と似ている。
現実という料理を作るレシピがあって、それを元に私たちは、瞬間的に調理して、その現実という料理を完成させて、それを味わっている。
まずいと感じる現実があったとしたら、それを作ったのはまぎれもなく自分自身である。
自分の中にその現実のレシピがあって、それを今回は採用して調理したに過ぎない。
だから、この現実のせいでこんな目に遭わされているとか、この人のせいでこんな思いをしているというのは、おかしな話なのである。
それは、自分で作った料理を食べて、「なにこんなにまずいもの食わせとるんじゃー！」とキレてる理不尽な人に他ならない。
その現実によって不安を感じているのではなく、あなたの中に元々あった不安感というレシピによって、不安を味わえる現実を調理しただけ。
その人のせいで怒りを感じているのではなく、あなたの中に元々あった怒りというレシピによって、怒りを味わえる現実を創っただけ。
「そっか、今回はこんなレシピを使ってこの現実を作ったんだな」
そんな感じで楽しめばいい。
そして、できあがった料理の味を変えようと、あとからあれこれ施しても、大抵の場合は無理なように、
できあがった現実を変えようとするのは、至難の業である。
現実は、できあがった時点で完成、終わりなのだ。
できあがったものをどうこうするよりも、新しい、おいしいレシピで作りなおすほうが手っ取り早い。
そして、まずいと感じたレシピは、もういらなのなら、また自分の中の引き出しに戻すのではなく、宇宙に手放していこう。
その現実によって感じた感情や感覚こそが、その現実という料理を作った大元のレシピ。
もう不必要なレシピを手放していく作業こそが、クリアリング（浄化）である。
最後には、あなたに喜びや楽しさや至福しかもたらさない、最高のレシピだけが残っていくことだろう。
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先生、あれから随分とご自分のレシピの整理をされたとか？
ええ、そうなんですよ。もうまずいレシピはすべて整理しました。
それはよかったです。じゃあ、今日の料理が楽しみですね！
はい、期待してくださいね。
・・・・・・
できました！
おお、できましたか！今日の料理は何ですか？
パリパリせんべい 松崎しげる風です。
この前のやつを焦がしただけだろ！
地中海サラダ カリブ海風みたいに言うな。
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本当の自分へシフトしていくためのセッション →クリアリング・セッション
クリアリング・セッションの継続コースが更にパワーアップしたかたちで
本当の自分（TRUE SELF）に戻っていくための、長期的なプログラムとしていよいよ始動しました！
