ズレた願望 | アハハライフ魂(スピリット)

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男は神に願った。


新宿2丁目のセブンイレブンの「おーいお茶」が飲みたい、と。


神はその願いを何とか叶えてあげたいと思った。


強い風を吹かせて、男を新宿2丁目のセブンイレブンの前まで飛ばしてやろうと思ったが無理だった。


新宿2丁目のセブンイレブンの前を通りそうな車を見つけて男の側を走らせ、そして、その車を男にヒッチハイクさせようとしたがそんな車はいなかった。


男が行くことが難しいならば、新宿2丁目のセブンイレブンのおーいお茶を持っている者を何とかして男の元へ行かせようと思ったが、そんな者などいなかった。


しかし、男は諦めずに神に願い続けた。

どうしても新宿2丁目のセブンイレブンの「おーいお茶」が飲みたい、飲みたいんのです、神様・・・


神はありとあらゆる手段を使ってその願いを叶えてあげようとしたが、すべてが徒労に終わった。


男はとうとう力尽きてしまった。

そして男は、最後にこうつぶやいた。



オーマイゴッド・・・
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一人砂漠にうずくまった男を、太陽は容赦なく照らし続けていた。


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男の本当の願いは、新宿2丁目のセブンイレブンの「おーいお茶」を飲むことではなく、

喉を潤すことだった。


それなのに男は新宿2丁目のセブンイレブンの「おーいお茶」に固執し続けたためにとうとう力尽きてしまったのだ。


何とバカな男だと思うかもしれない。

しかし、私達もこれと似たようなことをよくしている。


特定のパートナー、特定の仕事、特定の家、特定の地位、特定の状況など。

非常に限られた望みや願望に固執してはいないだろうか。


あなたの本当の望みはそれらを手に入れることではなく、それらを手にした時に得られる満足感や安心感などの感覚や感情が欲しいのである。


私達はいつもあたかもその物やその状況を欲していると勘違いしている。

しかし、実際はそれが手に入った時の感覚や感情が欲しいだけなのだ。


その感覚や感情を手に入れるためにたった一つの手段だけを望むことは、砂漠で新宿2丁目のセブンイレブンのおーいお茶を望むこととさほど変わらない。


まずはその感覚や感情を望めばいい。


男が喉を潤したいと願えば、神は雨を降らせたかもしれないし、オアシスを見つけさせたかもしれないし、通りすがりの人に水を分けさせてあげたかもしれない。

喉を潤す手段は無数にあったはずだ。それと同じようにあなたの望んでいる感覚や感情を味わせる手段は無数にあるはずなのだから。


手段ではなく、ほしい感覚や感情そのものを望むこと。そして、その感覚や感情を先に体に覚えこませること。

そうすれば神は一番手っ取り早い方法であなたにそれを与えてくれるだろう。


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死んだ男は、神と対面した。


「神様、どうして私に新宿2丁目のセブンイレブンのおーいお茶を与えてくれなかったんですか!」


神は男にこう言った。


「君が喉を潤したいと願えば、君は死なずにすんだのに・・・。」


男は少し考えて、ハッと驚いた表情を浮かべた。


「ようやくわかったようだね。」


神が微笑みを浮かべた。


「はい!私は愚か者でした。新宿2丁目のセブンイレブンのおーいお茶だなんて・・・。お恥ずかしい限りです。こう願えばよかったんですよね



新宿2丁目のセブンイレブンの生茶!
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「・・・・・」


神はとりあえずこの男を新宿2丁目のセブンイレブンの社員に生まれ変わらせようと決めた。



←皆さんが押してくださった結果、味わえる感情にだけフォーカスしている僕です 笑。



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