哭悲 THE SADNESS | ホラーと共に・・・・

ホラーと共に・・・・

いまのタイトルのままだと毎回数字を変えなければいけないので変更しました。
4歳からホラーを見続けていて現在はTSUTAYAのレンタル中心で毎日何かしら見ている中級マニアです。
目標はタイトル数日本一のホラーブロガーになることです。

3583作目は想像以上にスプラッターだった台湾ホラーを…。


『哭悲 THE SADNESS』


2021年台湾作品。



ーあらすじー


台湾ではインフルエンザに似た感染症である「アルヴィンウイルス」が発見され、医療専門家や

政府関係者は議論を繰り広げている。政府は、過剰な反応が社会不安を煽り選挙に影響するなどの

政治的理由で、アルヴィンウイルスの拡散を防ぐための大規模な措置を講じようとしない。しかし、

ウイルス学者のウォン博士は、アルヴィンウイルスが突然変異し、感染すると狂犬病に似た深刻な

病気を引き起こすのではないかと警鐘を鳴らしていた。台北に住むカップルのカイティン

ジュンジョーは、朝起きると休日の予定について揉めている。気を取り直して、ジュンジョーは仕事に 

出かけるカイティンを駅まで送り、帰りに飲食店に寄って朝食とろうとする。そこへやって

血まみれで目の黒くなった老婆が、客の顔に唾を吐き、店主の顔に煮立った油を押し付け焼いて

しまう。老婆の唾を浴びた客は豹変し、ナイフで他の客を刺す。驚いて逃げるジュンジョーを

追いかける老婆は、同じように黒い目をした不気味な顔の男が運転する車にはねられる。これらの

猟奇的な人間は、アルヴィンウイルスの感染者だった。多くの感染者に追われ、自宅アパートに

逃げ込んだジュンジョーは、カイティンにスマートフォンで危険を知らせるメッセージを送る。

すると突然侵入してきた隣人のリンに、植木ばさみで襲われ指を2本切り落とされる。ジュンジョーは

反撃してリンを気絶させ、負傷した右手を布でぐるぐる巻きにし、命からがらオートバイで逃走する。

一方、台北地下鉄乗っていたカイティンは、隣に座った中年の男性サラリーマンにしつこく話し

かけられていた。そこへ乗車してきた感染者が涙を流すと、ナイフで他の乗客を無差別に殺傷し、

飛び散った血液を浴びた者を次々と感染させる。カイティンに話しかけてきたサラリーマンも豹変し、

居合わせた小太りの女性シェンの左目を持っていた傘の先で突き刺す。凶暴化した人々は、周囲の人間を

襲いまくり血まみれになりながら強姦にまで及び、車内は地獄絵図と化す。カイティンは、目を刺された

シェンを抱えて地下鉄を降りたが、傘から斧に持ち替えたサラリーマンに執拗に追われる。駅から脱出

しようとしたカイティンとシェンだったが、感染者を外に出さないようシャッターを下ろそうとした

警備員に憤慨し顔を殴る。カイティンとシェン、そして警備員は病院に逃げ込み、待合室にいる

患者たちと一緒にテレビで非常事態宣言を発した総統の演説を視聴する。しかし、同席する陸軍司令官は

感染者で、総統を手榴弾で爆殺してしまう。カイティンはジュンジョーに助けを求めるため連絡しようと

するが、途中でスマートフォンを落としたのに気付き、一緒に来た警備員のスマートフォンを取り上げて

使用する。そこへ追い付いた地下鉄のサラリーマンが、斧で病院のガラス扉を破壊し、中で警戒に

当たっていた警察官を殺害、患者たちにも次々と襲いかかる。瞬く間に感染は広がり、豹変した人々は

血みどろの殺し合いと乱交を始める。台車の下に隠れた警備員は、サラリーマンがシェンを強姦し

感染させる様子を垣間見る。どうにか生き延びた警備員だったが、逃げる途中に音を立ててしまい、

凶暴化したシェンに医療用カッターで粉砕され敢え無く命を落とす。その間、ジュンジョーは郊外に

逃げ込み、通りかかった学校で、感染者の同級生にリンチされている男子生徒を発見し救出しようと

するが、被害者もすでに感染者であった。さらなる逃走の末、ジュンジョーはようやくカイティンと

連絡を取ることができたが、会話の最中に幻覚を見て、感染の兆候を感じる。病院では、追い詰められた

カイティンが執念深いサラリーマンの頭に消化器を何度も打ち付けて潰し絶命させる。すると、近くに

あった産婦人科の病室のドアが開き、中にいたウイルス学者のウォン博士に救出される。厳重な防護服

身を包んだウォン博士は、残虐行為を抑制する治療法を見つけるため試行錯誤していた。ウォン博士は、

感染者が涙を流す理由について、人を傷つけたい欲望を制御できないことへの強い罪悪感によるものだと

説明する。カイティンは汚染された服をゴミ箱に入れる際、中に赤ちゃんいるのを発見する。

ウォン博士は、カイティンに免疫の有無をテストするため血清を注射し、病室にいた赤ちゃんたちにも

同様のテストをしたが全員感染しており廃棄せざるを得なかったと釈明する。カイティンは密かに

スマートフォンで病院に駆けつけたジュンジョーに自分の居場所を知らせる。カイティンに免疫があることを

確認したウォン博士は、ワクチン生成に利用するため軍に救助を要請し、自分が同行しなければ正当防衛

兵士に射殺されるだろうと彼女へ警告する。救援のヘリコプターに乗せようと武装して病室を出た

ウォン博士だったが、外にいた凶暴な感染者には敵わず、相手を射殺したものの感染は免れなかった。

カイティンは隙を見て逃げ出したが、追ってきたジュンジョーはすでに凶暴化し、途中で遭遇した

ウォン博士を殺す。ウォン博士は今際の際、赤ちゃんを殺すのは気分が良かったと言い残す。

ジュンジョーが感染していることに気づいたカイティンは、屋上へ通じる階段に設置された鉄格子の 

扉を閉鎖する。ジュンジョーは、鉄格子を隔てて感染の素晴らしさを告げ、カイティンを愛するがゆえに

なぶり殺したいと伝える。カイティンは階段を上りヘリポートへ向かうが、ウォン博士を連れていない

彼女の運命は絶望的だった。屋上から 銃声が鳴り響き、ジュンジョーは邪悪な笑みを浮かべる。


ー感想ー

コロナを人間を狂わせる伝染病と紐づける流れは今だから出来るネタですよね。

その未知のウイルスに感染すると人間の理性が飛び暴力や性的暴行が始まります。

噛まれたり唾液から即座に感染が広がりゾンビ映画よりエロとグロが上で見応えあありますね。

遠慮ないグロは皮剥ぎや内臓満載で血みどろでよく分からんぐらい真っ赤ですね。

ライブリークなどのグロサイトを見てると物足らないですが内臓が詳しくなければこれで十分でしょう。

展開もすぐにパンデミックが始まるので中弛みも無く2時間近くの上映時間でも飽きずに楽しめました。

バッドエンドですがほぼ最初から絶望感が漂う内容なので特に盛り上がると言う感じじゃなかったです。

凄く良く作っている作品だからこそ絶望感が楽しめた気がしますね。 

いいシーンが多く地下鉄からのパンデミックや記者会見での総統爆殺など目白押しでした。

スプラッター好きな人なら大体いくつかはいいシーンが見つかりそうです。

そんな感じでスプラッター好きなな人で興味がある人は強くお勧めします。