3669作目は怪現象が何が起こっているのか分かりにくかった投稿物のシリーズを…。
『心霊盂蘭盆』
2023年作品。
公開できず封印され続けていた心霊映像集第二十一段。
ー感想ー
①念写形見
肝試しのライブ配信の様子の映像で心霊スポットに行き石灯籠の下でDVDを拾います。
部屋に帰りDVDを再生すると途中でいきなり電気が消えて真っ暗になります。
そして女性の方にカメラを向けると倒れた状態で身体中に赤い発疹が出た状態で倒れていました。
そのあとに女性の姿が忽然と姿を消してしまいます。
怪現象は赤い発疹の女性が消えるだけなので怖さはありませんでした。
②生口寄せ遺損い
探偵と占い師の元に訪れた時の映像で行方不明者の物を渡して見てもらいます。
占い師はまだいると言ったあと見た行方不明者の品を何日か預かりたいと言ってきます。
話を切り上げようとするといきなり戸が開くなど異変が起き占い師が霊視を始めます。
占い師は苦しいと言ったあと意識を失います。
占い師って霊能者と同じことをしてる事に違和感ありました。
③禁忌の棲家
異臭がすると言う家に知人と行った時の映像で家の住人と知人が揉めだします。
口論中に磨りガラス越しに一瞬何者かの顔が映り込みだし更にヒートアップします。
知人が無理やり入っていくと知人と住人の両方が服を残して忽然と消えました。
撮影者かあたりを見回すと襖の隙間からこちらを覗いてる何者かの人影が現れます。
④軽挙妄動な交信蔓延る降霊呪
新聞記者か憑依体質という男を取材した映像で目の前で実際の様子を見せて欲しいといいます。
やってみてもらいますが何も起きず取材はお開きになりました。
すると突然男が倒れ鏡に何者かが映った後にその何者かが男に抱きついていました。
そのあとカメラを方へ向けると姿がが消えてしまいました。
⑤蔓延る降霊呪
②の投稿者から話を聞くと占い師の行ってた場所を捜索させるとそこには複数人の死体が発見されました。
そしてその中に行方不明者の死体も発見され警察は捜査しますが事件性はわからなかった様です。
その中には占い師の物もあり警察に霊視の正確性から犯人と疑われて自殺していた様です。
行方不明者は①に出ていた女性の様で②の投稿者にDVDの事を聞くと占い師が処分したとの事です。
占い師も胡散臭いと業界で評判が悪かったそうで①の投稿者から池で拾ったDVDを提供してもらいます。
そのDVDは何者かによる念写の様で①の様子がテレビから視点です。
激しいノイズの中何者かの姿が挿入されていて最後に殺してやるとのつぶやき声が聞こえてきました。
声もよく分からないしノイズが強すぎて何が起こっているのかも分かりませんでした。
このシリーズは各エピソードが全部繋がるのがいいところでした。
今作はかなりこの繋がりが薄く出来ればしっかり占い師の悪事を描いて欲しかったです。
お話を練ってもっと各エピソードの繋がりを強くしてもらえたら面白くなったはずです。
怪現象も以前より低刺激と言うか分かりにくくなってしまい恐怖感は少なかったです。
そんな感じでイマイチ感はありましたがシリーズのファンとしてこれからも見続けようと思います。