2237作目は荒唐無稽ですがそこそこ楽しめた作品を・・・。
『フリークス・シティ』
2015年アメリカ作品。
人間とゾンビとバンパイアが共存する街を舞台に、突如として襲来したエイリアンから街を守るべく
立ち上がった高校生3人組の戦いを描いた青春ホラーコメディ。
-あらすじ-
アメリカの片田舎にある街ディルフォード。そこでは、ヴァンパイアが上位、人間が中位、
ゾンビが下位という身分制度が確立され、平和に共存していた。この街にある日、空を覆い
隠すようなUFOに乗ったエイリアンが襲来。そのエイリアンによって平和な共存関係が壊され、
街は壊滅状態に陥る。ディルフォードを救うため、人間のダグ、ヴァンパイアのペトラ、
ゾンビのネッドたち3人の高校生が協力してエイリアンに挑むが……。
-感想-
個性的な設定で荒唐無稽さがありますが映画としては悪くは無かったと思います。
お話は宇宙人の目的は地球侵略では無くお菓子に使われている火星の鉱石でした。
主人公達も含め街の人達のほとんどが捕らえられ種族ごとに分けられ諍いを起こしています。
主人公達は3種族の結束を謳いみんなで力を合わせて結界を破ります。
そしてみんなでお菓子工場に行き鉱石を社長から明け渡して貰い宇宙人に差し出します。
宇宙人は集合して一つになったところでビリージョエルの歌を参考に説教をしてきます。
街の人々からやじられ攻撃されるとブチ切れた宇宙人は街の人を攻撃し始めます。
吸血鬼のヒロインは他の吸血鬼に攻撃された所で主人公が助けに行きます。
主人公はボコボコにされますが実は狼男だった主人公は覚醒して吸血鬼の男を倒します。
宇宙人は弱点のアンモニアをかけられ小さくなったところで宇宙船に逃げ込み爆弾を落とします。
それをメガネゾンビがキャッチして主人公が受け取り宇宙船に投げ返し破壊します。
ラストは英雄となった主人公はヒロインと恋人になり仲間との絆も取り戻したところでエンドです。
善し悪しが分かれますが元から3種族が共存するという設定がかなり個性的です。
ただメインのゾンビも吸血鬼も生粋じゃ無くなり立てってところがイマイチでしたね。
衝動を抑えられないなどはいいのですが友情物語がメインなので仕方が無いのでしょう。
各種族とも設定を変えつつも悪い要素は無いですが主人公が狼男なのは余分でした。
人間を含めた3種族と3人全員怪物となるとずいぶん話の印象が変わります。
いろいろな要素がこれでもかと詰められており映画全体としてはかなり見応えがありました。
登場人物はかなり個性的で自分のように細かいところが気にならなければ十分楽しめます。
スプラッターシーンなどホラー的なシーンはある物のコミカルタッチなので怖さはありませんでした。
吹き替えははっきりドラゴンボールの人の声が分かりますが個性的でかなり目立ちましたね。
他のブログを見るとアニメの方のネタがあるようですが残念ながら自分には分かりません。
あとは自分の耳が痛くなったシーンがありそれはビリージョエルのネタですね。
街の人から不評でやじられますがネタの歌のハートにファイアという曲は結構自分は好きなのです。
この作品を見たときに自分もやじられる側の人間かと思いガッカリしてしまいました。
まあこんなネタで心を痛める人もいないでしょうしこの辺のネタは気にすることは無いでしょう。
そんな感じで大きな欠点は無かったので興味がある人は見てみてください。