2194作目は追いかけられるだけでそれ以上は何も無い薄っぺらい作品を・・・。
『口裂け女vsカシマさん』
2016年作品。
最恐のJホラーヒロイン、口裂け女とカシマさんの対決を描いたオリジナルホラー。
-あらすじ-
稲村八重子と大森省吾の二人は、かつては愛し合っていた恋人だったが、心のすれ違いから
別れを決意する。互いに未練を抱きながらも最後の別れを告げる二人だったが事件は起きた。
省吾と八重子の新しい恋人たちが次々と惨殺されてしまったのだ。一方は口がパックリと裂けた
口裂け女に。一方は下半身のない女、カシマさんに??。二人の化け物に同時に命を狙われて
しまう省吾と八重子。??口裂け女とカシマさん、二人の化け物に命を狙われてしまった男女が
体験する想像を絶する恐怖の一夜が今始まる。
-感想-
ちょっとだけ他のことはありますが基本的には追われるだけで何も無く面白みに欠けました。
お話は主人公カップル2人は逃げて助けを求めますが誰もあえません。
何とか1台の車に乗せて貰いますがそのドライバーが変質者でヒロインを襲おうとします。
変質者はカシマさんに殺され助かりますが追われることは変わりなくとにかく逃げます。
そしてビルの中に逃げ込み2つの怪物を躱しつつ逃げますが屋上で追い詰められます。
2つの怪物は襲いかかると融合して爆発してその液体が主人公達にかかります。
2人は苦しみだし同じ怪物になり戦い合いますが何とか2人はキスをしたところでエンドです。
まず口裂け女もカシマさんも特にキャラクター説明的な描写も無く唐突に現れます。
更にただ追いかけてくるだけなので別のキャラクターになったとしても成立する内容です。
せっかく有名どころを使ったのだから映画でキャラクターを生かして欲しかったですね。
対決物ですが鉢合わせしたときにやり合う程度で基本的に2方向で追いかけてくるだけです。
予算の関係でしょうがわざと人の少ない所ばかり行くところがかなり気になりましたね。
何か明確な理由でもあればいいんだけどそれが無いので低予算丸出しでしたね。
あとは怪物を隠れて躱すところなどはコントチックで緊張感は全くなかったです。
主人公達がお互い別の道に進んで新しいパートナーにもてあそばれている所は可哀想でしたね。
それぐらいしか悲壮感は無く本編は一本調子で盛り上がりに欠ける物でしたね。
そんな感じでタイトルの印象とだいぶ違う低予算映画なので特に自分からはお勧めしません。