テイキング・オブ・デボラ・ローガン | ホラーと共に・・・・

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いまのタイトルのままだと毎回数字を変えなければいけないので変更しました。
4歳からホラーを見続けていて現在はTSUTAYAのレンタル中心で毎日何かしら見ている中級マニアです。
目標はタイトル数日本一のホラーブロガーになることです。

2191作目はPOVのワンパターンなところが目立ってしまった作品を・・・。


『テイキング・オブ・デボラ・ローガン』


2014年アメリカ作品。


『X-MEN:アポカリプス』のブライアン・シンガー製作総指揮によるホラー。



-あらすじ-


医大生のミアはドキュメンタリー映画の制作のためクルーを連れて、ヴァージニア州の


田舎町を訪れる。そこに住むアルツハイマーを患っている老女デボラと娘サラの生活に


密着取材する一行。 女手一つでサラを育て上げたデボラは聡明で、意識もしっかりしている


ものの、夜行症のため夜になると自宅のみならず、庭にすら徘徊していく。それもアルツハイマーの


症状の一つと医者は見ていたが、次第に日中でも言動がおかしくなっていくデボラ。 突然凶暴に


なって包丁を振り回し、自らの皮を剥ぎ、背中にはおぞましい痣が出現―。あまりの奇行の数々に


恐怖に怯えるサラとミアたち。しかし、デボラの症状は過激になるばかりで、ついには


アルツハイマーでは説明がつかないほどの恐怖に陥れられる―! !



-感想-


いけてる婆さんを期待しましたがPOV物のワンパターンさが目立ち残念でしたね。


お話は実は婆さんと隣の爺さんが手を組んで昔話題になっていた殺人鬼を殺していました。


自分の子供を守るためでその殺人鬼が悪霊となってアルツハイマーになった婆さんに取り憑きました。


殺人鬼は5人の子供を生贄に捧げる儀式の途中でそれを婆さんに実行させます。


入院した先で白血病の子供を生贄にしようとして主人公達はその後を追います。


鉱山跡で蛇人間と化し子供を飲み込もうとしている婆さんを見つけギリギリで救い出します。


そして殺人鬼の死体を燃し婆さんの行動は収まりますが後日体調悪化に見舞われます。


そして白血病の少女は完治しますがカメラに何かありそうな表情をしたところでエンドです。


婆さんがどんどん変化しているところはアルツハイマーネタもありなかなか恐ろしいところがありました。


聡明に見えた女性が悪霊の取り憑かれどんどん歪んでいくと言うネタは見たことありません。


しかも原因が昔殺した殺人鬼が化けて出たと言う自業自得に近いネタでその辺も良かったですね。


何故起きたのかという謎解き要素もちゃんとしており秀逸なホラーだと思えました。


更に婆さんやその娘のおばさんなど一本筋の入ったキャラクターは秀逸でした。


あと主人公側が爺さん以外ほとんど死なないと言う流れも珍しいでしょう。


ただこのいい要素をワンパターンなPOVでお茶を濁した感じで非常に残念でしたね。


カメラで追っていく人はみんな同じリアクションでもしなきゃいけないというルールでもあるんですかね。


あとは暗めなところだったし慌てるところは画面が揺れ状況が分かりにくいです。


どのPOVでもほとんどは同じ難点でいいところが多かっただけに普通の映像で見たかったです。


もちろん自分が気になった所はPOV好きな人はフラットな人なら気にならないと思います。


そんなわけで結構楽しめる作品なので興味がある人は確実に押さえておいてください。