1738作目はいろいろダメなところが目立った作品を・・・。
『激突!2015』
2015年カナダ作品。
『アメリカン・ドクターX』の製作陣がスピルバーグの出世作『激突! 』をリメイクしたサスペンススリラー。
-あらすじ-
親友同士のエミリーとレスリーは日常の嫌なことから逃れるため、二人きりで
気分転換&自分探しの車旅を計画する。広大な道を車に乗って進む旅。その
旅行中、混雑する高速道路を避けて、砂漠の道に入った二人は、途中で一台の
大型レッカー車と遭遇する。登りの坂道のため、スピードが落ちるトラックを
追い越そうとするが、道路が狭いこともあり、なかなか追い越せない二人。
やっと追い越した時に二人が投げた瓶がトラックに当たってしまうが二人は気にも
留めずに車の旅を続ける。しかし、トラックが彼女たちの乗った車を不気味に
追いかけ始めたとき、二人の楽しい旅が一転し、想像を絶する生き地獄が始まるのだった・・・
-感想-
演出が下手だととても鼻につく作品で面白さのかけらもありませんでした。
お話は追いかけられ最初こそは強気でいられた主人公達は徐々に恐怖に駆られてきます。
更に主人公が逃げて気を失っている間に友人が行方不明になってしまいます。
敵は電話ボックスや警官などを吹き飛ばしつつ主人公に付きまといます。
主人公は敵の車に突っ込みつつ敵の車は崖にぶら下がるように落ちかけます。
主人公は敵を問い詰めてる最中に友人が殺されて自分の車に詰め込まれている事を知ります。
主人公は自分の車を落ちかけた敵の車にぶつけて敵を崖から落として大破させます。
ラストは女性が修理工場に行くと劇中に出てきた車が敷地内に展示されているところでエンドです。
お話的に単純に追いかけっこだけなので面白さは皆無でした。
演出的には下手なのかわざとらしさ全開でもうちょっと何とかして欲しかったです。
携帯電話など連絡手段が不自然で昔なら通じないのは分かりますが現在じゃ不自然すぎます。
あとは意地でも犯人の姿を見せまいとする演出も不気味さじゃ無く単純にむかつくだけですね。
とにかく無理矢理こういうシチュエーションに持って行っているのが丸出しでした。
車も高年式?の車のせいか派手にぶっ壊すものも無く露骨に低予算丸出しでした。
主人公達も自業自得なところなので悲惨さも感じず感情移入も出来ませんでした。
あと気になったところはカーチェイスが映像の使い回しに見えたところですかね。
流石に気のせいかとは思いますがとにかく同じような景色ばかりでした。
単調な作品なのでせめてロケーションなどは工夫して欲しかったです。
リメイク作のようですが本家はほとんど忘れてしまっているので今作との比較は出来ませんでした。
そんな感じで鼻につくところばかりな作品だったので自分からはお勧めしません。