1696作目は悪くは無いが欠点も目立つ作品を・・・。
『イグジスツ 遭遇』
2014年アメリカ作品。
世界最大の謎、未確認生物“ビッグフット”の正体を捉えた衝撃作。
-あらすじ-
5人の若者たちはテキサスのビッグ・シキット国立保護区で夏休みの週末を
過ごそうと真っ暗な夜の林道を運転中に突如、車で何かを轢いた衝撃が走る。
暗闇の中、調べてみても車に付着した血の付いた動物の毛の他には何も
見当たらない。彼らは気にすることなく運転を続け叔父のコテージに辿り着く。
しかし、翌朝から彼らは謎の“存在”に次々と襲われていくことになる・・・
-感想-
ビックフットが襲ってくる様子は良かったですがそれ以外の悪さも目立ってしまいましたね。
お話は主人公の目的であるビックフットが現れますがそれが主人公達に襲いかかってきます。
車も壊される中で逃げ場も失い助けを求めに言った仲間も犠牲になってしまいます。
山小屋の篭城するもののビックフットに襲われそこにあった銃を撃ちますが殺すことが出来ません。
篭城も出来なくなるところででみんなでその場を離れることにしますがそこで仲間の声が聞こえます。
その場に行って助け出し主人公一行は放置されたキャンピングカーに避難します。
しかしビックフットにキャンピングカーごと崖に落とされ主人公以外みんな死にます。
主人公も意識を失い目を覚ますとビックフットの子供と仲間4人の死体が置いてありました。
どうやら主人公達の車で跳ねられたのはその子供で親による復讐のようでした。
そこに電話連絡を受けたおじさんが主人公を救い出しますがおじさんが返り討ちに遭ってしまいます。
主人公は殺される覚悟をしましたがそのままビックフットが立ち去ったところでエンドです。
ビッグフットが襲ってくる様子も迫力がありビジュアルも着ぐるみとは言え良かったと思います。
ただ人間側の行動原理などは全く理解出来ず昔の悪いホラーの特徴があり残念でした。
暗い中や悪路を行動したり隠れているのに叫んだり単独行動したりといろいろです。
その辺のネタはキャビンでも風刺されており馬鹿になるガスを受けるという感じ描写されています。
どんな場面でもカメラを離さないと言うのは理由こそありますが後半は破綻気味です。
仲間が死に追い詰められ自らの罪を悔いるときまでベストアングルはさすがにやり過ぎです。
そこまでやると今度は襲われ追い詰められていく緊張感をそがれてしまいます。
その辺もバランス良くやってくれればPOVがあまり好きじゃ無い自分でも高評価だったでしょう。
内容的には親ビックフットによる復讐という感じでそれ以上でもそれ以下でもありません。
全く頭は使わないシンプルな内容なので暇つぶしに見るなら楽しめると思います。
そんな感じでホラーの悪い癖が目立つのでそれが気にならない人は見てみてください。