1477作目は面白かったがホラー色がゼロになっていたシリーズ4作目を・・・。
『チャイルド・プレイ チャッキーの花嫁』
1998年アメリカ作品。
可愛い人形が突然豹変し人間を襲い出す、人気ホラー・シリーズ第4弾!
-あらすじ-
殺人人形チャッキーの惨劇から10年後。バラバラになったチャッキー人形は、
彼が人間時代の恋人ティファニーの手によって復元される。チャッキーとの結婚を
夢見てきたティファニーだが、チャッキーの冷たい言葉に怒り、「あなたにはお人形が
お似合いよ」と花嫁人形といっしょにベビーベッドに閉じ込めてしまう。チャッキーは
なんとかベビーベッドから抜け出し、ティファニーを感電死させる。それがチャッキーの
感謝の気持ちの現れだったのだ。そしてティファニーの魂は、ウェディングドレスを着た
花嫁人形へ乗り移る。かくして人形同士のカップルとなったチャッキーとティファニーは、
人間の身体を取り戻すためチャッキー自身の死体が埋葬された墓地へいくことを計画
する。ティファニーは顔見知りのジェシーに、1000ドルで墓場に人形を持っていって
欲しいと頼む。ジェシーは警察署長を叔父に持つ恋人のジェイドと駆け落ちするため
人形2体を積み込んで、ジェイドとともに墓場へ行くことに。行く手を阻むものを次々と
殺していくチャッキーとティファニー。人形が殺人を犯しているとは露とも思わない
ジェシーとジェイドは、ナイアガラでふたりだけの結婚式を挙げるが、互いに殺人鬼では
ないかと疑い出しさんざんな初夜を迎える。一方チャッキーとティファニーは、愛を
交し合う。ついにチャッキーたちの正体を知ってしまったジェシーとジェイドは銃で脅され
墓場へと急ぐが、まだ人間の姿だったときのジェシーの結婚願望を思いだし、これを
刺激してチャッキーとジェシーを仲たがいさせることに成功。墓場に着いた後、もみ合ううち
ティファニーはチャッキーを刺し、最後にジェイドが止めをさした。また、ティファニーも
ジェイドたちの幸せを祈りつつ死んでいった。…が、死の淵で突然苦しみ出したテ
ィファニーの下半身から血まみれの赤ん坊が…。チャッキーとの子供が生まれたのだった。
-感想-
チャイルド・プレイと言うよりもチャッキーのキャラクター作品になりだいぶ好みが分かれますね。
人形対人間という構図は二の次で人形カップルのやりとりがメインになっています。
内容的には人間側の禁断の恋に人形側が利用するという物ではありますが。
両者ともカップルで内輪もめしますが同じことをすれば人形の方が目立ってしまいますね。
復活の魔術もシリーズを通してみると気軽な感じでもう不気味さも皆無ですね。
容赦なく人間を殺していきますがチャッキー自体の残忍さをあまり感じません。
映像的には爆破とか人体の粉砕とか派手に死ぬ部分もありますがグロさはそんなに無いです。
結末的には人形同士で喧嘩しつつ子供を出産すると言うかなり荒唐無稽な内容ですね。
当初の人間対人形という構図が好きだった人はこの内容はおそらく受け付けないでしょうね。
本気でこのシリーズを楽しんでいる人ほど路線変更は残念に思うのでしょうね。
自分的には奇抜なホラーコメディと言う感じで割り切って見ておりました。
割り切って見ていればよく出来た人形劇と言うことで非常に楽しめますね。
構図が変わった分でキャラクター性も人間側は皆無で人形の方が立っています。
毎回リリースごとに制作会社?が変わっているので毛色が変わっても仕方が無いのでしょう。
そんな感じでキャラクター映画なのでホラーコメディと割り切れる人は見てみてください。