1371作目はそこら中投げっぱなしで訳が分からない作品を・・・。
『学校の怪談 呪いの言霊』
2014年作品。
『シャッター』の落合正幸監督が、ガールズユニット・東京女子流主演で放つホラー。
-あらすじ-
詩織は奇妙な物音で目を覚ました。物音の正体は、全て昭和63年発行の10円玉4枚に
よる激しい振動だった。母の日記に残された昭和63年、高校1年生当時の思い出を
読み返した詩織は、7月18日にガス事故で同級生たちが亡くなっていたことを知る。
その命日は今日。しかも、今は廃校となった母の母校・北山田高校は、近日中に取り
壊される予定だった。詩織は母の代わりに北山田高校を訪ねる事を決意する。一方、
高校では彩乃、未夢、友梨、芽生、由佳、美晴、佑治、満夫、靖彦など1年3組の生徒たちが
過去に1年4組で起こったガス事故について噂話を始めたことをきっかけに、不可思議な
現象が起こり始める。体育館の中の人影、閉鎖された教室からの不気味な息遣い……。
同じ頃、一樹、公雄、義人、ひとみの4人は、ネットにフェイクのホラー映像を流すために
廃校に忍び込み、撮影を行なっていた。そこでひとみは、公雄から聞いた異界に繋がる
“きつねの窓”を作り、その中を覗こうとするが……。
-感想-
面白さを感じる前にとにかくわかりにくくて内容を掴んでいる自信がありません。
お話は生徒達は異変を感じ脱出しようとしますが校舎に閉じ込められてしまいます。
撮影陣の方も異変があり校舎の中に閉じ込められメンバーの妹とはぐれてしまいます。
残った3人は生徒達と合流しますがその時に訪ねてきた娘の放送が流れてきます。
そこで生徒達は昭和63年に死んでおりこっくりさんのせいで悪霊に呪い殺されていました。
娘は放送室にあったビデオで自分の母親が悪霊の殺戮に関わっていたと知ります。
妹は事故死した教室で鏡から出てくる霊と遭遇しますが鏡を割り校舎から脱出できます。
生徒達は自分たちの死体を目の当たりにし娘も母親の行為にショックを受けてエンドです。
呪いの言霊という言葉にしてはいけない言葉を口にしたから被害に遭ったっぽく感じます。
実際はこっくりさんで呪い死んだ生徒の話で副題的には弱い気がします。
しかも自分たちの会話で気が付くんじゃ無く来た娘が語る事で真実を知るという内容です。
娘からすると無人の校舎で1人で放送で語る設定に無理がありすぎてそれだけで台無しですね。
あとは投げっぱなしの部分もあり撮影陣がどうなったのか母親についても何も語られていません。
悪霊の正体もよく分からずビジュアルも全貌がほとんど出ず残念でした。
生徒側、女性側、撮影陣側のほぼ3つの同時並行であまりまとまりがありませんでした。
グロさも無いですし特にびっくりさせるようなシーンはありません。
ホラー的要素は低めでアイドル映画とはいえ漠然とした内容で面白くは無いですね。
ただホラー映画に出ているAKBのタレントよりはマシかと思いますが。
そんな感じで見応えが低い映画だったのでこのアイドルが好きな人だけにお勧めします。