1223作目は全く怖くないし内容も分かりにくい凡作ホラーを・・・。
『アパートメント1303号室』
2012年アメリカ作品。
中越典子主演のJホラー『1303号室』をミーシャ・バートン主演でハリウッドリメイク。
-あらすじ-
アルコール依存症の母から逃げるようにして、デトロイトの高層マンションで一人暮らしを始めた
ジャネットが、引っ越して数日後に、13階の1303号室のバルコニーから落下し死亡した。警察は
自殺と断定したが、この結果に納得がいかない姉のララは、妹の死に関する真実を突き止める
ために、ジャネットが住んでいた部屋に移り住むことに。しかしこの時はまだ、1303号室に隠された
秘密と、我が身を襲う想像を絶する恐怖が待ち受けていることを知る由もなかった・・・。
-感想-
わかりにくい部分が多いくせに肝心な部分がほぼ最初から分かるかなり薄っぺらい作品でした。
お話は主人公が刑事である妹の彼氏の警護の元で霊に遭遇していきます。
実は刑事は主人公が妹殺しの犯人と目星を付けており逮捕しようとすると霊に襲われます。
刑事は殺され後から駆けつけた主人公の母親も霊に殺されます。
そして主人公は自分は犯人じゃないとつぶやきつつ信じてもらえず逮捕されてエンドです。
まずは最初から棲みつく霊の仕業という事ではっきり原因は分かっています。
ただ結末を見ると主人公の幻覚なのか本当に霊の仕業なのかがぼんやりして分かりません。
妹の彼氏も何をしているかさっぱり分かりませんし上司の刑事も何を考えているのか分かりません。
主人公は最初から最後まで救いがなく活躍もしないので見た甲斐がありませんね。
だからただ主人公が可哀想なだけの作品でもうちょっと主人公に救いがあってもいいですね。
住人についても2人しか登場せず主人公の幻覚なのか幽霊なのかわかりにくいです。
一応親子の霊については説明はありましたが直接のシーンはないので漠然としてしまっています。
特に酷い欠点はないもののネタにもならず印象も薄いので少し経つと内容を忘れてしまいそうです。
演出的にもとても平坦なので見やすい反面びっくりしたり恐怖感を煽る描写が全くありません。
この映画って邦画ホラーのリメイクとのことですがこんな内容なら敢えて見なくてもいい気がします。
そんな感じで非常に見応えの低い退屈な作品なので自分からはお勧めしません。