801作目は大して面白くないホラーコメディを・・・。
『レザボア・ヴァンパイア』
2003年アメリカ作品。B級ヴァンパイアたちの人間になるための12のステップ!
『レザボア・ドッグス』のマイケル・マドセン主演、吸血痛快エンタテインメント!!
-あらすじ-
吸血衝動に侵され、最愛の彼女を食ってしまったヴィックは、治療協会へ駆け込み
更生を試みることに。用意された12のカリキュラムにて適合検査を受けたヴィックは、
好みの血液タイプが羊と判明!人口24374人、羊719頭のノースカロライナ州の
ロック・クリークでリハビリを受ける。それは、人間を食いたくなる衝動を羊で補えという
荒業!そんな田舎町で、ダイナーのウェイトレスのマギーに一目惚れしたヴィックは、
吸血衝動と格闘しながらマギーをデートに誘おうと奮闘するのだが、その頃、女王蜂の
異名を持つヴァンパイア・スレーヤーのタフが彼の命を狙っていた・・・。
-感想-
ホラーコメディとの事ですが主題であるリハビリの12のルールが生かされず残念でした。
お話は衝動に負け羊だけじゃなく人間まで襲い始めた主人公が恋人に正体を明かします。
そこにヴァンパイアハンターがやってきて更に隠していた襲った人たちの死体も発見されます。
主人公は追い詰められ最後はヴァンパイアハンターの矢を喰らい倒れてしまいます。
しかし主人公は恋人の血を吸いヴァンパイアにして2人で旅に出てエンドです。
コメディと言ってもおそらくここが笑わせるんだろうなと想像できるところはありますが笑えませんでした。
更に冒頭の12のルールとかは面白いと思いましたが話の本筋としてあまり生かされませんでした。
結構この要素は面白かったのだからルールに翻弄されるお話のほうが楽しめましたね。
吸血のシーンはあってもただ倒れて少し血まみれのなるぐらいでたいしたことはありません。
吸血鬼もただ血を吸うだけで特殊能力などはさっぱりなくアクション要素も皆無です。
あとは血を吸ってどの辺で吸血鬼になるか餌になるかの線引きも特にありません。
面白くないのも当然でこの作品は2003年作品と今から10年も前の作品です。
買い付け料もそんなに高そうな映画じゃないし単純に面白くないから配給されなかったのでしょう。
だからちょっと映画慣れした人なら見る前から映画の出来は想像しやすいでしょうね。
そんな感じで今まで配給されなかった程度の面白くない作品なのでお勧めはしません。