800作目はとにかく退屈だった低予算POV作品を…。
『BOX』
2009年アメリカ作品。無作為に選ばれた罪無き者に襲いかかる残酷な運命
-あらすじ-
トラビス、ステファニー、ライアン、3人の大学生は退屈な日常からの脱却を謀るため、ある計画を
思いつく。それは無作為に選んだ人物を殺害し、その全容をビデオカメラに収めるというものだった。
直ぐ様、計画を実行に移したい3人は殺害する人物の選出に取りかかる。そして幾人かの候補者の
中から、ステファニーの同級生のケイラをターゲットに選ぶのだった…。
-感想-
監禁物ですがそこまでに行くまでに非常に長くとにかく見ていて苦痛でした。
お話は3人組の一人がターゲットにインタビューしているうちに情が移ってしまいます。
他の2人が乗り気なのにもう一人がうだうだ言い始めて3人の絆にほころびが出ます。
乗り気な2人でターゲットを捕らえ箱の中に生き埋めにして精神的に追い詰めていきます。
そこに乗り気じゃ無かった1人が計画を止めるように言い仲間割れが始まります。
その喧嘩の最中に生き埋めになったターゲットは箱が壊れ土が流れ込んできます。
3人の一人が銃でもう一人を撃ち殺し生き埋めになったターゲットを出しますが手遅れでした。
ただでさえ退屈になりがちの疑似ドキュメント物なのにインタビュー時間が長すぎます。
それも若者がウダウダ言っているだけでそんな面白い物じゃないしとにかく長いのです。
そんなインタビューが1時間ぐらい続くんですから退屈で眠気との戦いでした。
監禁されるシーンも地下に箱詰めにされますが真っ暗なシーンが多く臨場感がありません。
本当にただ閉じ込められるだけで目を引くシーンも無いので眠気をぬぐい去れません。
そしてグダグダな仲間割れでぷっつりエンドなのですから面白さのかけらもありません。
まあ配給会社が天下のTWAなのでこの駄目な出来は当然と言えば当然ですね。
ただちょっと前に見たバスターズがそれなりの出来だったのでちょっと期待してしまいました。
ちなみにジャケット写真のような女性も出てきませんしこんなに明るくありません。
そんな感じで退屈なだけでいいところも無いので自分からはちょっとお勧めできませんね。