657作目はグロシーンだけであとはネタのような作品を…。
『ボーンシックネス』
2004年アメリカ作品。食事中のご鑑賞はさけてください。
これぞ究極の恐怖!怖い!痛い!気持ち悪い!汚い!すべての恐怖が揃ったホラー大作!
-あらすじ-
謎の奇病に侵され骨髄を損傷し自宅療養をつづけるアレックス。
彼の看病をする妻クリスティンは、友人のトーマスから骨に利く特効薬としてある粉末をもらう。
この粉末は死んだ人間の骨髄から採取したものだった。粉末を飲みつづけたアレックスは
次第に体中から蛔虫がわきゾンビ化してゆくのだった。彼らの住む街では謎の殺人事件が
相次いでいた。これらの事件はこの世のものでない悪魔たち一団の仕業で、襲われた人間は
次々にゾンビとなっていった。やがて街中がゾンビで溢れかえり、政府は遂に特殊部隊を投入し、
治安を回復しようと試みるが全滅してしまう。地球はゾンビに被われてしまった。
-感想-
あらすじで結末まで語られておりますがグロシーンばかりでお話は訳が分かりません。
骨の病気の主人公に妻と友人が死者の骨や肉を治療のため食べさせたらゾンビになってしまいます。
それと同時の友人のいる墓地では殺人事件が起きどうやら墓場にいる悪魔?の仕業だそうです。
襲われた人が次々とゾンビとなり悪魔のエサである死者を食べた主人公は殺されてしまいます。
そこで生まれたゾンビ達が次々と人々を襲い世界が崩壊するって奴ですね。
自分的には病人を主人公と言いましたが妻や友人が主人公かもしれません。
グロシーンは予算的に厳しいのかチープな物が多いですが種類が多く見応え抜群です。
ただチープなのでかなりのグロシーンですが食事中でも問題なく見られました。
人体解体がゴム丸出しで動きのあるシーンなどゾンビが顔だけで手が凄く綺麗なのです。
アップで手が動かないときはメイクされていますが人を掴むときなどは素手でメイク無しです。
お肉もストレートな鶏肉やソーセージなので真っ赤でもグロさは少ないですね。
ただかなり評価出来るシーンがありそれはミミズやミルワームを吐くシーンですかね。
一度吐いたミミズやミルワームを口の中に入れるんですがこの体当たりさは最高です。
映画のバランスが悪くメインキャラクターがみんな死んでからのシーンが非常に長いです。
特殊部隊達がゾンビと戦うシーンですが下手ながら健気に頑張っているのに好感が持てました。
映像的にはこのシーンをラストに20分以上流すなら中盤に持っていった方が良かったです。
おそらくクライマックスのつもりでしょうが見ている方からすると取って付けたシーンしか感じません。
あとは俳優さんは大根役者が多いのでゾンビが襲来してきても恐怖感がありません。
ちなみに主人公とその友人は演出と監督さんと言う事で自主製作映画っぽいですね。
最初見た時に主人公のミミズのシーンを見た時になんて酷いことを要求するんだと思いました。
でも制作者だと知ると自分で考えたことを自分で実行しているのは凄いなあと感じました。
ちなみに吹き替えはJDV配給と言う事でいつもと同じ声ですが変なアドリブは無かったです。
変に気合いが入り出来ないのに頑張っている感丸出しで見ていて痛々しいですね。
内容的にはつじつまが合わないどころか場当たり的なシーンを組み合わせたようです。
この制作陣で2011年に製作されたブラッド血肉の生贄もさっぱり意味が分かりませんでした。
ただ7年前の今作を見ると特殊メイクなどは上手になっていますが構成は全く一緒ですね。
だから次回作はもっとグロいシーンは楽しめそうですけど内容はこんな感じでしょうかね。
そんな感じでグロ以外結構チープな映画なのでネタが欲しい人以外にはお勧めしません。