656作目はオチにかなりの好き嫌いが分かれるシチュエーションスリラーを…。
『ブレーキ』
2012年作品。車のトランクに閉じ込められた男の脱出劇を描くシチュエーションスリラー。
-あらすじ-
シークレットサービスのジェレミーは、突然何者かに誘拐される。気がつくと
身動きが出来ないほどの大きさの箱の中。車のトランクの中に閉じ込められていたのだ。
デジタル時計が4分カウントダウンするごとに、次々と襲い来る罠。しかし、死のギリギリで
“ブレーキ”がかかり、また新たな攻撃が加えられる。死と等しい苦痛の連続。
犯人の目的は一体何なのか……?そして、ジェレミー自身もまた、ある国家機密を守る
“ブレーキ”だったのだ……。
-感想-
これは自分的にはこのオチはあまり良くなかったですが好きな人には結構はまるでしょうね。
お話は突然監禁された主人公は大統領の潜伏先を聞かれますが守秘義務を守り答えません。
そこで同じように監禁された人や主人公の恋人や捕らえるなどして精神的に追い詰めます。
車で移動しており何らかのトラブルでトライバーが死に携帯電話を手に入れます。
その間に蜂を入れられたりなどして更に精神的に追い詰められていきます。
それでも喋らないところでラジオから外の状況がテロとかで酷いと聞きます。
タイマーが何かの度にセットされ同僚から電話がある物の実は監禁していた一味でした。
それでも場所を教えないところでタイムアウトして主人公のいる容器に液体が入ってきます。
窒息寸前のところで救い出されて実は今までのことはすべて昇進試験の一部と聞かされます。
主人公は救急車で搬送される中恋人にポロリと大統領の居場所を話してしまいます。
実はそこの罠であり試験じゃ無くやっぱりテロリストであり最後は主人公も始末されてエンドです。
主人公視点のみで犯人視点のシーンが一つも無いため犯人の動機とかはさっぱり分かりません。
ただ主人公は監禁され精神的にいたぶられほっとさせられ油断したところで消されるって感じです。
だから内容的にははっきりとは掴みきれずに主人公が追い詰められるのも見るだけの映画ですね。
このテロだと思ったら昇進試験だと思ったらやっぱりテロだったと言う3段オチはいまいちです。
オチがいまいちなだけで映画の中では動きがあったので案外退屈はしませんでした。
ただタイマーの時間がまちまちでその都度何かあるわけじゃないので重要じゃありませんでした。
時間が一定して時間切れの度に何かあればタイマーの存在の意味がはっきりしたんですが。
結構退屈はしなかったのでこれで後味の悪い変なオチさえ無ければ面白かったんですが。
やっぱりほぼ1人で演技している主演のスティーブン・ドーフの演技力のたまものでしょう。
同じような映画であったリミットよりも遥かに出来が良く比べものにならないいい出来ですね。
突っ込みどころもあり一つ犯人からの回りくどい攻勢あたり気になる人も多いでしょう。
いろいろ細かいところで突っ込みどころはありますが自分的には気になりませんでした。
動機や人物描写が不足しているのでその点を深く考えるとキリが無さそうです。