643作目は
『not found6』
2012年作品。インターネット上に公開されたものの、
過激さやプライバシー問題により削除された禁断動画を集めた映像集第6弾。
-感想-
①サイコ隣人
異常な隣人の嫌がらせに悩んだ住人が警察への証拠映像として撮影した映像です。
取材陣が投稿者に取材すると嫌がらせは2~3年前からで徐々にエスカレートしております。
ある日隣人が嫌がらせ中の現場を警察に押さえられると隣人が自らの指を咬み千切ります。
ただそれだけで怖くも無く肝心の動機について語られず漠然としたネタでしたね。
②フルスイング
引きこもりの32歳の男性が女性の下着を着け自らの様子を動画配信した物の映像です。
ネット放送中に母親が入ってきて男性は説教されることがたびたび続いたらしいです。
そんなある日ネット放送中にまた母親に叱責され今度はバッドでボコボコにします。
ネタ自体カメラの前で事件を起こすというありきたりな物であまりインパクトは無かったですね。
ただこういう殴打物は一通りその瞬間は見せないのでこういうネタはあまり面白くないですね。
③忘れ物
夫婦が引っ越しした様子を撮影した物でくつろいでいるところで着信音が聞こえます。
夫婦の携帯電話と別のようで鳴っている隣の洗面所に行き携帯電話を見つけます。
拾い上げた瞬間洗面所の鏡に何者かが映り込んでおりどうやらここで自殺した女性のようです。
自然という点ではいいとは思いますがやっぱり立っているだけなので全く怖くないですね。
④拷問ヘルパー
ホームヘルパーが年寄りを虐待の疑いがあると言うことで家族が証拠映像を撮影した物です。
そこには痴呆症の老人に暴力をふるうホームヘルパーの様子が映し出されています。
その映像のおかげでホームヘルパーは逮捕されますが派遣会社が削除依頼しているそうです。
突撃取材をしますが取材拒否され組織ぐるみの犯罪っぽいので取材陣は追求を諦めます。
ただ老人の虐めているだけで映像的にはたいしたことない映像でした。
それよりも組織ぐるみの犯罪と言う事で諦める取材陣に思わず笑ってしまいました。
⑤心霊検証 前編
閲覧注意という映像で若者2人が心霊スポットの神社に行ったときの映像です。
そこでお札やらを剥がしたりお供え物を足蹴にしたりとやりたい放題し始めます。
その最中に若者の脇に何者かの顔のような物が映り込んでいます。
取材陣が撮影者を特定しますが連絡が取れず実はこの2人は行方不明になっているようです。
そして取材陣は神社に向かい後編へ続くと言う2部構成ですね。
霊自体白目をひんむいてそれなりのビジュアルですが一瞬だけなので怖くは無いですね。
⑥見た目80歳、僕12歳
前々回なかなか好評だったAD杉本さんのネタである動画について緊急招集をかけます。
その動画に出ている子供の服を着た老人が実は老化病とかで実は12歳だそうです。
取材を開始して杉本の発言で子供を悲しませ父親を怒らせ取材拒否されてしまいます。
杉本が今までの仕事に疑問を感じ人の役に立ちたいと思い謝罪をしてまた取材を開始します。
子供を喜ばせようとサプライズで杉本は取材元の親子と共に遊園地に行きます。
そこで見た目は老人ということで全く子供扱いされず現実を突きつけられることになります。
でも喜んでもらい杉本は満足しますが帰り道に子供は軍歌を歌い出します。
実は見た目どおり老人でしかも取材料21万の請求書が届くと言うオチがつきます。
今回の杉本さんは純粋すぎて詐欺師に騙されると言う悲惨なネタでした。
相変わらず杉本さんの熱意を感じいいキャラクターでこれからもこのシリーズは続けて欲しいです。
ちなみに単に詐欺師に騙される杉本さんの映像なので怖さのかけらもありませんね。
⑦思わぬ罠
サークルからの帰りの様子を映した映像で女性同士で会話しながら歩いています。
先に歩き出した女性が不自然な倒れ方をして駆け寄ると首から血を流しておりました。
取材陣が調べると関連動画があり男性達がピアノ線を道の真ん中に張っています。
そこに最初の投稿映像に映っていた女性が引っかかっておりそれを狩りと称しています。
正直映像的には首から血を流すだけで大した映像じゃ無かったです。
都合良く検証動画が登場する時点で何かリアリティに欠ける映像でしたね。
⑧誕生日会でのお礼
削除された誕生日会の映像で実はただの誕生日会じゃ無く虐めの映像だそうです。
勝手にろうそくを吹き消したり落としたケーキを無理矢理食べさせたりと嫌がらせしていきます。
嫌がらせが続き誕生日プレゼントで包丁をもらったところでいじめられっ子は部屋から出ます。
様子を見に行くといじめられっ子は自ら包丁で刺しその血で顔をぬぐっています。
映像的には大したことは無いんですがいじめの内容が地味にリアリティがありますね。
せっかく包丁をもらったんだからいじめっ子達を切りつけてやった方が良かったです。
⑨心霊検証 後編
行方不明の若者を探すべく取材陣は投稿映像が撮影された神社にむかいます。
現地取材をして神社の場所を特定して行ってみると投稿映像の様子の跡も残っていました。
その時にスタッフの1人が怪しい物音を感じ見るとそこを探索しているカップルと遭遇します。
取材の内容を説明すると時期を知っておりどうやら事情を知っているみたいです。
その女性の職場の先輩が行方不明になった若者のレンタカーの第一発見者だそうです。
今度はその第一発見者に取材すると交通量の少ない道路でその車を発見したそうです。
そこにあったビデオカメラを盗み警察にもそれを言えず残った映像を投稿したそうです。
実は前編の投稿映像には続きがあり車での帰り道でいきなり急ブレーキをかけます。
何かが横切ったとのことですが助手席の人がドライバーに問いかけても反応がありません。
そしてドライバーの方向にカメラを向けると若者じゃ無く白目の女性がおり映像はそこで終わります。
何というか霊?の姿ははっきりしていますが人間くさく全く怖くないですね。
まあ罰当たりなことをしたんだから霊に酷い目に遭わされたって仕方が無いですよね。
映像的には全く怖くは無いしネタ的にもそんなに斬新な物はありません。
ただAD杉本さんのネタだけはそんなに意味は無いですが笑える映像でしたね。
なかなかいいキャラクターだから杉本さんの熱い魂を生かしたDVDを発売して欲しいですね。
映像の加工や画質的にもいいんですがどうもネタは弱い物が多いですね。
まあそうだとしても一旦見始めたのでこれからもこのシリーズは見ていく予定です。
そんな感じで怖くは無いですが映像自体はしっかりしているの投稿物好きにお勧めしたいです。