ほんとにあった呪いのビデオ49 | ホラーと共に・・・・

ホラーと共に・・・・

いまのタイトルのままだと毎回数字を変えなければいけないので変更しました。
4歳からホラーを見続けていて現在はTSUTAYAのレンタル中心で毎日何かしら見ている中級マニアです。
目標はタイトル数日本一のホラーブロガーになることです。

600作目は呪いのビデオシリーズの3ヶ月同時リリースの3本目を…。


『ほんとにあった呪いのビデオ49』


2012年作品。一般投稿による心霊映像を集めた人気シリーズ「ほんとにあった!呪いのビデオ」の第49弾。



-感想-


①樹海のテープ


投稿者が樹海の無人のテントで見つけたビデオで男女がドライブしている様子の映像です。


その最中にとても大きい音と共に画面が乱れ再び画像が戻ると何者かが覗き込んでいます。


交通事故のようですがどうやらこの映り込む何者かがこの交通事故の原因を作ったようですね。


正直覗き込む霊の顔はそんなに怖く無かったですね。


むしろぶつかった瞬間の大きな音と鳴り続けるクラクションの音の方がインパクトがありましたね。


②扉の向こう


大学生の投稿者が友人と部屋で飲んでいる時の映像でビールを取りに台所に向かいます。


扉を開けると廃墟のような一室になっており首を吊っている男性らしき姿も映り込んでいます。


そして投稿者がもう1度カメラを向けるともとの台所に戻っております。


どうやらこの場所が元廃墟でそこで死んだ人の念でこの映像を表したようですね。


扉を開けるといきなり廃墟と言うエピソードはインパクトがありました首つりは分かりにくかったですね。


③シリーズ監視カメラ ドアホン


投稿者の家のドアホンの映像で留守中に様子のおかしい男性の姿を映しています。


この男性と会話したことのある隣人の話だと訳の分からないことを言っていたらしいです。


その後この隣人の家は火事があり火元は玄関だと言う事でこの男性が関わっているっぽいです。


投稿映像は何回か訪ねてきて4回目に男性の背後に女性のような顔が映り込みます。


どうやらこの男性は女性のような霊に取り憑かれ火事もこの霊の霊障らしいですね。


霊の表情はいい表情でしたが通常映像だと一瞬過ぎてよく分かりませんでした。


④リハーサル室


とあるインディーズバンドのリハーサルの風景の映像ですが男性の肩に手のような物が伸びてきます。


そして鼻歌とかも聞こえて来ておりその男性も1ヶ月近く高熱にうなされたようです。


どうやらここのリハーサル室を利用していた死んだ80年代の女性歌手の姿と声のようですね。


手と鼻歌だけはインパクトは薄くそれに呪われたと言っても全く怖くなかったですね。


⑤死返 後編


スタッフ達は篠田さんの残したビデオカメラに映っていた廃墟を特定して実際に現地に行きます。


この廃墟は元結核病棟でかなり老朽化しており特に何も無く次に映っていたトンネルに行きます。


そこは廃トンネルで土砂で塞がれており隙間から登ると崖になっておりこれ以上先に行けません。


その後おそらく繋がっているであろう場所も見つけますがこれ以上ヒントを得られません。


地元の図書館で調べると土砂崩れの前に道路が通っていた頃はよく事故が多発したそうです。


地元の人の話だと地元の人も近づかない場所でその立地から結核病棟が出来たようです。


森の祟りとも言われ更にトンネルを抜けた場所に住んでいた口寄せの儀式をする婆さんがいたようです。


死者の生き返らせる術を使いその儀式の名前が死返と言われ婆さんは土砂崩れで死んだっぽいです。


この婆さんには養護施設に預けられた2人の孫のおりその兄が田沼らしいです。


制作陣は養護施設に行き話を聞きますが兄の方が行方不明で1ヶ月前に亡くなったようですね。


遺品が残っておりそれは妹が持っていったと言う事で妹の住所を教えてもらいます。


その住所は斉木さんを目撃した場所で制作陣は妹の自宅に向かうことにします。


廃墟でサンダル履きで使えない演出補にぐちぐち文句の言う岩澤君がなかなか笑えますね。


あとはトンネルの中でサングラスは見えなくて当たり前と言ってあげたくなりましたね。


⑥繰り返す男


車載カメラの映像で路肩に3度にわたり何者か姿が映りこちらを見つめています。


どうやらこの霊は中古で買った車に取り憑いているようで買った時から視線を感じていたようです。


あまり無いタイプですがもうちょっと霊の表情が分かった方が楽しめましたね。


⑦頭のおかしい女


投稿者がつきあい始めたばかりの彼女と廃墟見物に行った時の映像で奥に進んでいきます。


そこで物音が聞こえ彼女の方を映すと首が変な方向に曲がった女の霊が立っております。


霊のビジュアルは良かったですが悲鳴声を上げまくり逃げる投稿者の方がインパクトがありました。


後に彼女と別れたと言いますがこの映像との関連性が分からず要らないエピソードでしたね。


⑧祖母の家で


幼い頃の投稿者が祖母の家で撮影したもらった映像で投稿者の背後の人形の首が消えています。


そしてその人形の横に女の子の霊が映り込み撮影していた叔父はその半年後に自殺しています。


どうやら霊はこの家に縁のある物で撮影者の死をこのような形で警告していたっぽいです。


映像的には地味で怖く無いですがその映像のエピソードは凄く良かったですね。


⑨死返 続・後編


制作陣は妹の阿刀さんの自宅に行き取材を開始しますが阿刀さんの様子がかなりおかしいです。


何を語りかけても全然反応しておらずラチがあかないので送られてきた映像を見てもらうことにします。


阿刀さんは映像を見ようとしませんが一瞬見たとたんいきなり叫びだし失神して病院に搬送されます。


付き添っていた菊池君が戻ってきて大体話を聞けたようでどうやら一種のパニック障害らしいです。


阿刀さんは幼い頃から繰り返し夢を見ており兄が見覚えの無い老婆を刺し殺す内容でした。


この老婆が映像に映っていた老婆で実は制作陣にデジカメの映像を送ったのは阿刀さんのようです。


どうやら老婆は兄の田沼に殺されておりすぐに土砂崩れがありすべては闇に葬られています。


その時の様子を見ていた妹の阿刀さんが潜在意識の中夢と言う形で出てきたようです。


田沼は老婆の霊に取り憑かれ儀式を行い斉木さんの体を乗っ取り老婆が蘇生したらしいです。


去年の3月の大震災で忘れていた子供の頃の記憶が蘇り今回の行為に走ったようです。


後日阿刀さんから送られてきた田沼の遺品の中に8ミリフィルムが入っています。


それは古い映像で少女と老婆が死者を蘇生させる儀式をやっており中央に死体が横たわっています。


その最中に白っぽいもやがかかりその一つが女性の顔が映り込んでいます。


実は儀式を執り行っているのは老婆じゃ無く阿刀さん自身でありその後訪ねていくと留守でした。


2日前に阿刀さんの部屋から叫び声が聞こえ阿刀さんが若い女性に手を引かれ歩いていました。


それ以来阿刀さんの所在は不明になりこの女性は老婆に取り憑かれた斉木さんっぽいです。


何か8ミリの古い映像は霊の姿も含めてかなり良い雰囲気の動画でしたね。


エピソードは3作にわたり結構纏まっており今までの中でも綺麗に纏まっていたと思います。


ただ核心の部分が映像じゃ無く菊池君の語りだというのはちょっと残念でしたがね。


それでもエピソードは凄く良く3部作で短い期間で見られて良かったですね。



映像的には高いレベルでしたがここ最近の映像では若干おとなしめになっていました。


ただ他社の物に比べ映像で視覚共に音もうまく使い凄く楽しめましたね。


これで夏の連続リリースが終わりこのシリーズも次回予告も無かったし次回は当分先でしょう。


ここ最近かなりいいエピソードや映像が続いたので次回作が今から楽しみですね。


そんな感じで投稿物としてはかなりレベルが高いのでこのジャンルが好きな人にお勧めしたいです。