599作目はマシになったとは言え相変わらずショボい投稿物を…。
『封印映像10 呪われた同窓会』
2012年作品。心霊現象から猟奇的事件まで、テレビでは放送をはばかられた恐怖の映像集第10弾!
-感想-
①鏡の住人
ある女性が中古の鏡を買ったのですがある日異変があり鬱症状や倦怠感に襲われるようになります。
夜に実際に何者かの声まで聞こえてくるようになり女性は錯覚じゃ無いと確信します。
それでカメラを取り付け寝ている間の様子を撮影しますが早速つぶやくようないびきをかき始めます。
起き出したり苦しみ出したあと這いずりだし鏡に向かってつぶやき出します。
そして女性の分身が現れだし実はその存在が鏡の中の住人だそうです。
そういえば先月のドキュメント物でもゲシュタルト崩壊?っぽいネタをやっていましたね。
映像的にはそれなりに形にはなっていますが怖くも無いし面白味もないですね。
②赤ずきんちゃん
ある演劇学校のエレベーターに赤いレインコートを着た正体不明の少女がよく乗り込んできます。
学校では有名になりみんなは赤ずきんちゃんと呼ぶようになり会うと良いことがあるとまで言われます。
通常監視カメラは上書きされるのですがこの少女の姿だけはしっかり撮影されていました。
実は赤ずきんちゃんがエレベーターの中で背後から人を襲い重傷を追わせます。
顔は実は不気味な顔をして老婆でこの事件後姿を消し事件自体も不明のままだそうです。
正直あのレインコートの被り方なら不気味な顔が見えても良さそうな物ですがね。
ネタ的にも襲われるだけでしかも相手も死んでないなどちょっとショボいネタでしたね。
③カーテンの中
最近引っ越してきたばかりの男性はカーテンから微笑む女性に一目惚れしてカメラで隠し撮りします。
たまに不自然に歪んで写ったりこちらを見て微笑んだりとして男性は心が浮き足立ちます。
最後に不気味な顔で映り込みそれ以来カーテン越しに姿を現さなくなりました。
実は死んでおりロビーでもよく姿を見ており死んだ日は男性が女性の姿を初めて見た日なのです。
幽霊だった女性に魅入られた男性は耳無し芳一みたいに全身お経だらけになっていました。
う~ん、絵的にもそんなに怖く無いのにお経だらけの顔の男性の姿は失笑しかありません。
別に幽霊と言うなら顔にモザイクをかけんでも良いと思うのは自分だけでしょうか。
④漫画喫茶F-6号室
ある漫画喫茶の一室に幽霊が出ると言う部屋があり男性は一晩泊まり心霊映像の撮影を開始します。
この部屋ではホームレスが餓死したと噂がありしばらく経つと扉の前に誰か立つ気配を感じます。
誰もいないし部屋が急激に寒くなり急にパソコンが起動しだし遺書のフォルダが勝手に開きました。
そこには餓死したホームレスが母に残した遺書の映像で東京への恨み言を残しています。
動画のホームレスの顔がどんどん歪んできてビデオには扉越しに足が映り込んでいます。
正直こういう映像で投稿者の語りによるホームレスが可哀想的なお涙頂戴物は要らん気がします。
徐々に歪んでいく映像はただ歪ませるだけの物ですがそれなりに雰囲気は出ていましたね。
⑤呪われた同窓会
同窓会でみんなにメールを送っている時に送っていない女性から出席の返事のメールが来ました。
実はその人は3年前に死んでおり同窓会にふすまの窓越しに様子を覗く女性の霊が映っています。
それだけじゃ無く投稿者の留守電に死んだ女性の私のこと覚えていますかの声が入っています。
そして記念写真に一人の男性の顔半分にその死んだ女性の顔が映り込んでいました。
生前惚れていた男性にどうしても会いたくって霊になって出てきたと言うオチでした。
ネタ的にはタイトルにある呪われた同窓会とかデタラメで特に呪われていたわけじゃ無いですね。
映像的には地味な作りで怖く無くこれをサブタイトルにするにはいかがな物かと思います。
全体的にはここ最近の小手先ばかりの映像から手堅く作った感じがしました。
ただこれで怖いかと言ったら怖く無く地味な作りで面白いとまではいきませんでした。
ただ徐々にですがマシにはなってきていますのでそろそろ面白い映像を作って欲しいですよね。
ひとまずこれで夏の連続リリースが終わるでしょうから今度がずっと先でしょうかね。
次回予告も無かったことから次回は去年と同じ冬頃のリリースになりそうですね。
どうなるか分かりませんが次回も徐々に良くなることを願いつつ次回作を待ちたいですね。
そんな感じで疑似ドキュメント物に慣れていない人には見られる作品な気がします。