585作目は凄くありきたりな結末のホラーを…。
『2ちゃんねるの呪い 新劇場版 本危』
2012年作品。都市伝説をメインにネットに広がるオカルトストーリーを取り上げ、
斬新な映像で視聴者を圧倒し続けている「2ちゃんねるの呪い」。
7作目までシリーズ化されているが、本作は2度目の劇場版である。
-あらすじ-
街の小さな不動産屋で働く木南結香はある日、お店で取り扱う不思議な物件に出会った。
その日から結香の周りで奇怪な現象が次々と起こり始める。時を同じくして、職場の同僚の
吉田雛乃が学生時代の友人たちとネットのホラーサイトで騒がれている廃墟へ探検に。
そこには凶悪化した幽霊が住み着いていた。命がけで逃げてきた雛乃は、友人たちを助けに
結香と共に屋敷へと向かう。しかしその屋敷には結香の幼い頃の因縁が眠っていたのだ。
-感想-
せっかくの劇場版なんだからたまにはバッドエンド以外の結末を作った方がいいなと思いました。
お話は屋敷というのが主人公が小さい頃に住んでおり母親に酷い目に遭わされた屋敷でした。
しか主人公が母親だと思っていた女は母親の妹で実の母親じゃありませんでした。
その女は精神的に病み姉の恋人である主人公の父親と結婚していると思い込んでいました。
更に精神的に病み最終的には両親がその女を殺害し屋敷の地下に埋めていました。
母親というのは主人公を預かってくれた不動産屋の社長であるおばあさんでした。
一緒に屋敷に来た友人は殺される中主人公は助けに来た社長と一緒に逃げ出します。
社長は自らを犠牲にして主人公に逃がしその後ニュースで友人達の死体が発見されたのを知ります。
どや顔で2ちゃんねるに廃墟は行くなと書き込んだあと追ってきた怨霊に殺されてしまいます。
そして怨霊の体を乗っ取られた社長も2ちゃんねるに書き込みをしてエンドです。
ほぼ確実にバッドエンドなので展開なども読めまったくこの先の展開を楽しめません。
あと2ちゃんねるが主題なので仕方が無いですが内容的に2ちゃんねるの重要性が低いです。
正直掲示板を見ているシーンが無くても台詞のみだけでもこの映画は成立しそうです。
映画としては成立したとしても盛り上がりの欠ける映画なので面白さのかけらも無いですね。
グロいシーンやびっくりさせられるシーンなど皆無で怨霊のビジュアルもたいしたことはありません。
更に2ちゃんねると言う主題とも関連性が低くネタ的にぶれているので映画的にもいまいちです。
突っ込みどころでは婆さんが主役のお姉ちゃんの母親役ということに非常に無理がありました。
あとは主役のAKBの人も以前も映画に出ていましたがやはり演技力は低いですね。
まあこういう映画だとやはり主力メンバーじゃ無いので力不足なのですかね。
しかし他のアイドル映画に出ている皆さんはそれなりに演技に頑張っています。
演出とかのせいかもしれませんがやはり演技の物足りなさが目立ってしまいます。
おそらく傾向を見るとこれからもホラー映画に出てきそうなので頑張って欲しいですね。
そんな感じですでに取材もぼやけている作品なのであまりお勧めしません。