545作目は凄く面白かった作品を…。
『101日』
2010年クロアチア作品。人類滅亡まで101日―。
最後に残った6人。彼らはなぜ、生き残ることが出来たのか―?
-あらすじ-
第三次世界大戦。核戦争。人類滅亡―。 6人は、なぜ生き残ることが出来たのか―?
DAY1:TV番組の企画のために、6人のカップルが集められる。6か月間、この家から出ることはできない。
DAY42:視聴者の投票により、ひとり脱落。世界規模の戦争が開始。
DAY95:参加者は戦争が始まった事実を、まだ知らない。
DAY100:眠っている参加者を、地下の核シェルターへ移送。
DAY101:ミサイルが発射される。到着まで1時間―。
-感想-
馴染みのないクロアチア作品ですが自分的に面白かったですね。
お話は基本的には中の人じゃなく番組制作者サイドに話が進んできます。
お気楽な主人公もいよいよ核戦争と言う事になり自分の息子を連れだします。
連れて行った場所は番組の参加者のために作られた核シェルターでそこに息子を置いていきます。
主人公が外に出たところで核ミサイルが落ち後日参加者が出ると周囲は核により全滅しておりました。
ざっと書くと内容はこんな感じですが面白いのは話の中心となる番組の描写はほとんど無いのです。
あくまでも世界が核戦争による滅亡への世界情勢の中の主人公家族が話の中心なのです。
番組は絶望的な状況で唯一平和だった時の象徴として作っているというぐらいしか語られていません。
まあ番組の描写があってもそれが面白くなければ蛇足になるので無くてもいいんでしょうけどね。
お話に特別珍しいところはないんですがとにかく話のテンポが良いのです。
更に事前情報も無くお国の作風も分からないので全く展開が読めませんでした。
自分的には最後まで映画自体に引き込まれたので制作者はかなり力のある人じゃないでしょうか。
逆に番組参加者への描写が欲しいと言う人にはちょっと物足らないかもしれませんね。
あとは主人公の息子と番組参加者の交流が分的にはもうちょっと欲しいところですかね。
自分の趣味に合っていたと言えばそれだけでしょうが出来の悪い部分は見当たりませんでしたね。
そういえばクロアチアってコストが安いので欧米の映画スタジオが結構あるらしいですね。
又聞きなので確かじゃないんですがもし本当ならこれから良い映画も出てきそうな気がしますね。
そんな感じで自分的には面白かったのでクロアチア映画に興味がある人に見ていただきたいです。