デイ・オブ・ザ・デッド2 | ホラーと共に・・・・

ホラーと共に・・・・

いまのタイトルのままだと毎回数字を変えなければいけないので変更しました。
4歳からホラーを見続けていて現在はTSUTAYAのレンタル中心で毎日何かしら見ている中級マニアです。
目標はタイトル数日本一のホラーブロガーになることです。

461作目は名作のパチ物ゾンビ映画を…。


『デイ・オブ・ザ・デッド』


2005年アメリカ作品。ゾンビの神様、ジョージ・A・ロメロ不朽の名作『死霊のえじき』の正統続編登場!



-あらすじ-


1968年、レイブンサイド軍事基地にて人間の遺伝子を勝手に組み替えてしまうウイルスが発生。


感染者を収容していた病院は人を食らうリビング・デッドで溢れかえり、手に負えなくなった軍部に


よって施設は完全に破壊された。時は流れ、再び病院となったレイブンサイド。ある日“外出”を


許された数人の精神病患者たちが錆び付いた水筒を発見する。夢想病を患うアイザックは、


絶対にその水筒を開けてはならないと主張するのだが、仲間のひとりが誤って中に入っていた


ウイルスを出してしまう。最初に感染した者は、思考能力も言語機能も失われないまま、


食事も睡眠もとらずにゆっくりとリビング・デッドに変貌。しかし次に感染した者は一気に症状が


進行し、すぐに人間を襲い、共食いまでをも始めたのだ!一瞬にして爆発感染した病院内は


臓物と血の海。何かを隠している数人の医師と軍部は、大量に発生したリビング・デッドたちの


“外出”を許してしまうのだった…。



-感想-


何故自らハードルを上げてしまうのだろうと名作の看板を掲げるのか理解出来ませんね。


「死霊のえじき」の名前さえなければ”アイディア”だけは良かったですね。


ゾンビの要素ですがカプセルのウイルスを直接吸ったゾンビは知能があり会話も出来ます。


しかしそのゾンビに噛まれると会話こそ多少出来ますが理性はほぼ0で手当たり次第襲います。


直接の感染者にも個人差がありクライマックスは3対3で仲間割れをします。


しかも直接の感染者同士あらゆる物を共有して痛みも何もかも同じように受けます。


だからそのあたりは他ゾンビ映画ではあまり無い要素ですかね。


看板がなくてもやはり大半の場面のダラダラした人間ドラマが続くので眠くなってきます。


しかも時系列で派手なシーンを最初と最後に組み合わせているのがウザイです。


徐々にウイルスのカプセルを開けた人物達が変化していくのはよく分かります。


ただ無駄なシーンが多くたとえ丁寧に描いてももうちょっと短く出来る気がしますね。


展開が5日前、4日前…で最後は昨日と言うクレジットで進んでいき全滅エンドとなります。


希望を言うと映画の展開を端的に描き今日のクレジットで始まるシーンが見たかったですね。


あとは襲われる人は襲われてあげている系で逃げられそうなのに捕まり食べられてしまいます。


一番駄目だった点は精神病院における人間達のキャラクターがぼやけているところですかね。


あれだけダラダラ展開しているのにメインの医者と患者の個別がなかなかつきませんでした。


いろいろな点を考えてみても俳優さんの演技力不足も感じるところですね。


ゾンビのビジュアルは院長と最初に感染者に噛まれた職員のビジュアルはかなり気合いが入っていましたね。


しかしラストでたくさん登場し始めるとメイクにだいぶムラが出来て人間と区別がつかない物もいました。


更に駄目なのがいろいろ広げた大風呂敷をたたまず無理矢理締めてしまったところですかね。


ヒロインの謎の妊娠、政府高官への報告などいろいろ謎のまま終わり自殺の全滅エンドになります。


こういうあたりヒットしたら続編作りますよって言う空気が見え見えで嫌ですね。


ちなみにゾンビはたくさん出てきますがジャケット写真のようなゾンビ3人様は登場しません。


もちろんほとんど病院が舞台な為戦闘ヘリなどどこにもおらずもちろん大都市のシーンはありません。


ロメロ作品も正直説教臭くて好きじゃありませんがそれでもこの作品の100倍は面白いですね。


とにかく演出、脚本、演技、セットなどどれも適当でゾンビ愛のかけらもありません、


いろいろまだ書きたいことはありますが眠くなってきたのでこの記事はこれで締めることにします。


そんな感じではっきり言ってちゃんとしたホラーファンにはお勧めできない作品ですね。