420作目は暗すぎて訳が分からなかったPOVホラーを…。
『レコード シッチェス別荘殺人事件』
2010年スペイン。2010年に別荘地で起こった一家惨殺事件を描くスリラー。
-あらすじ-
世界が驚愕した!恐るべき記録映像が発見された。前代未聞の事件の重要な参考資料を公開。
2010年、スペインの別荘地で一家の変死体が見つかった。警察は迷宮入りしそうなこの事件に対し、
彼らが死ぬまでの37時間の映像公開を決めた。シッチェスにある彼らの別荘に旅立った際、
クリスチャンとジュライはガラーフの森にまつわる都市伝説について調べていた。
その様子は記録されていたが、別荘に旅立って5日後、彼らは変死体で発見された。
惨殺された一家が生きていた最後の5日間にいったい何があったのか・・・。
-感想-
ブレアウィッチテイストのPOV視点の記録風な作品ですが見にくかったですねえ。
暗いところでのPOVが多く目を凝らしているうちに違う場面に行ってしまいます。
お話は主人公一家が別荘に行くとき兄妹の2人はそこにある森についての都市伝説を調べます。
父親から教えて貰えず知り合いから森についていろいろ聞きどうやら少女の幽霊が出るらしいと聞きます。
父親の言いつけを守らず森にカメラを仕掛けたりいろいろ探検していきます。
ある日愛犬がいなくなりみんなで探しているところで少女の霊が出るという古井戸で犬は死んでおります。
犬をかわいがっていた末っ子に事実を伝えずに戻ったところで次は末っ子がいなくなってしまいます。
母親は森の方に探すため飛び出していき兄妹2人はそれを追いかけ夜の森に入っていきます。
その兄妹も森ではぐれ兄1人で行動中に背後から襲われ引きずられますが何とか逃げだします。
兄は一人でうろついているところで縛られ流血している妹を発見して保護して家まで戻ります。
戻ったのもつかの間末っ子が暖炉で焼け死んでおり外から何者かがドアを破ろうとします。
妹をクローゼットに隠したあと兄は何者かに追いかけられつつ自室に駆け込み何とか朝まで迎えます。
そして妹の所に行きますが血の跡と共にいなくなっており血の跡を追って地下室に行きます。
そこにはテレビが映っておりそこには統合失調症の母親の姿が映っています。
兄はこの事件の犯人が母親と分かったところで背後から母親に襲われエンドです。
結末は実は母親だったというあっさりした物だったので目を凝らしてみる必要が無かったですね。
少女の霊の存在を予感させるシーンが大半ですが見終わるとそんなに意味のあるシーンじゃ無かったです。
こういう手法でやるのは大いに結構ですが出来るなら夜のシーンは見にくいから辞めて欲しいです。
この作品は結末に影響しないシーンは見にくかったので問題ありませんでした。
もし重要なヒントとかなどの一番みたいシーンがこんな状態なら何の映画かすら分からなかったでしょう。
怖いシーンも特になくグロシーンもこんがり焼けた末っ子ぐらいの物ですね。
とにかくこの作品については醜さのあまり映画的にこれだという感想はもてませんでした。
ここでまた気の利いた演出やしっかりとしたお話だったらまだしもその点は平凡だったと思います。
そんな感じの作品でただ見にくいだけの作品なのでPOVを好きという人以外にはお勧めしません。