呪いの事件簿 | ホラーと共に・・・・

ホラーと共に・・・・

いまのタイトルのままだと毎回数字を変えなければいけないので変更しました。
4歳からホラーを見続けていて現在はTSUTAYAのレンタル中心で毎日何かしら見ている中級マニアです。
目標はタイトル数日本一のホラーブロガーになることです。

411作目は呪いのビデオシリーズの菊池君が監督のオムニバス作品を…。


『呪いの事件簿』


2011年作品。時事的な犯罪や事件を題材に、現代に巣食う怨念や悪意を描き出す心霊・猟奇ホラー。



-感想-


①振り込め詐欺の呪い


振り込め詐欺グループの3人は一人の老婆から100万円だまし取ることに成功します。


しかしその後はなかなかだませずノルマを達成できないのでまただまし取った老婆に接触します。


でも今度は振り込まれなかったのでグループの一人が直接老婆の自宅に行きますが帰ってきません。


もう一人が行ってみると仲間がどこにもおらず老婆の様子もおかしいので一旦帰ってきます。


待とうと言う事になりますが行方不明の仲間から連絡があり一人で老婆の所に行ってしまいます。


その部屋にはミイラ化した老婆が襲ってきて逃げ出し最後のメンバーはその老婆に襲われてしまいます。


逃げた奴も精神に異常を来し残りの2人は行方不明になりました。


お話自体は訳が分かりませんがひとまず老婆を騙した事でバチが当たったのは分かりました。


もうちょっと老婆の正体やら何故こうなったのか説明があれば良かったのですがね。


②禁断のダイエットサプリ


ダイエットサプリを販売している2人の女性は返品が多くどうにかならないかと模索しています。


こんな時に挑戦で流行っている人肉カプセルの情報を得て医学部経由で人骨を仕入れます。


その粉末をカプセルに入れるとあっという間にダイエット効果が出て大繁盛します。


しかし次第に客から痩せるけどそれ以上に体力が悪くなったとのクレームが出始めます。


更に売っている2人にも異変が出始めカプセルを飲んだアルバイトも体調不良で仕事を休んでしまいます。


最後はカプセルを飲んでいない女社長もカプセルの人骨の霊に呪い殺されてしまいます。


ネタが新鮮なのはいいんですが祟られるって言うのが安易な気がしますね。


まあそれで祟られるなら朝鮮人や中国人達は何人死ななきゃならないんでしょうね。


と言うか人肉カプセルは胎児の死体、このお話は医学部で死んだ人の骨粉なので違う気がするんですよね。


③臓器移植の真実


心臓病が悪化している娘のいる医者である父親はドナーが見つからず焦っています。


そこに相性のいい正体不明で天涯孤独な男が患者としてやってきたので後日殺して心臓移植してしまいます。


娘は元気になりますが若干趣味が変わり実は医者が殺した男が凶悪犯だと知ります。


どうやら記憶の一部も移植されたようで夜娘が自殺しようとしているのを医者は止めます。


しかし凶悪犯の怨霊が乗り移った娘は父親を襲い2人は相打ちになり後日無理心中と言う事になります。


このエピソードでかなり突っ込みたいのが心臓移植のところで1人で移植なんて出来るんかと思いました。



どのエピソードも襲われる連中は悪人ばかりなので可哀想という気になりませんでした。


振り込め詐欺、人骨カプセル売り、殺人による心臓移植など自業自得系のエピソードですね。


作りとしては手堅く纏めてはいますがありきたりというか全く怖くありませんでした。


ちょっと大根役者がいるしそもそも演出でも特に光るところを感じませんでした。


そのあたりは呪いのビデオの演出補から監督に昇格した菊池君のこれからに期待したいですね。


そんな感じなので怖くなかったですがこの人の作品は押さえていこうと思います。