147作目は馬鹿げた邦画ホラーを…。
『ゾンビ自衛隊』
2005年作品。陸上自衛隊の一個小隊が、富士の樹海でゾンビに遭遇!?
ゾンビ軍団と交戦するが、一人、また一人とゾンビに変わり果て…
“ありえねー”連発の、究極のゾンビムービー!!
-あらすじ-
ある日、富士の樹海にUFOが墜落する。その影響からか富士の樹海周辺では奇怪な現象が
続出する。富士の樹海で演習中の陸上自衛隊一個小隊は行方不明者の遺体捜索をしていた。
そこで突如死体がゾンビとなり、襲ってきた。時を同じくしてヤクザが一人の人間を殺し、
埋めようとしていると死体がゾンビとなって襲ってくる。グラビアアイドルも樹海で撮影をしていると
突如としてゾンビが現れ、スタッフの何人かが襲われ、ゾンビとなる。
彼らは町へたどり着くもそこもゾンビ現象の影響からかゾンビが次々と出てきた。
-感想-
このスプラッターホラーですが馬鹿丸出しで面白かったですね。
主人公は女自衛官ですが実は死後に改造された愛国戦士サイバー自衛官です。
今回の舞台となる演習はサイバー自衛官の為の演習でそれ以前の記憶はありません。
奥歯にスイッチがありそれを押すとサイバー自衛官になりますが特に姿は変わりません。
コクピットみたいな視界になり表示がすべて日本語表記と言う変な状態になります。
ゾンビの発生原因はUFOが墜落して爆発したときに出た光が原因ですがよく分かりません。
登場人物は自衛隊の部隊、アイドル、ちんぴら、ペンションのカップルと言う感じですね。
最初は別々に行動していますが各グループで均等にゾンビに襲われるなどして追われ集まります。
あらすじには町と書いてありますがオール樹海ロケとペンションだけですね。
普通はペンションとか建物に立て籠もっても破られるのですがこれは無かったですね。
建物内のいろいろな場所でシートなどで汚れないように配慮するぐらいだからまず無理でしょうね。
立て籠もっても噛まれた奴を入れっぱなしの時点で最終的には立て籠もりになりませんね。
ゾンビはのろいタイプですが頭を撃とうがはらわたを引きずり出そうが全く倒せません。
人間側も基本的には動きが鈍く自衛官だろうが主人公以外のろまです。
グロシーンは最後の仲間の1シーンしか無く基本的に首筋を噛まれるだけですね。
サイバー自衛官になったあとは建物内に押し寄せたゾンビを一瞬のうちに全滅されます。
それにしても他の人間はあっさり襲うのに何故か主人公は直接は襲われませんね。
囲まれた時点で覚醒するんですがそれまで数分ゾンビの方は待ってくれています。
ゾンビ全滅後は樹海に眠る旧日本軍の英霊と戦いますが無駄に長くダラダラ感たっぷりです。
何故戦う事になったのかは説明はありませんが主人公は左手を失いながらも勝ちます。
しかし明らかにお腹の方に腕を隠してあるのが丸見えでもうちょっと隠せなかったのかと思います。
墜落したUFOの中からゆるキャラみたいな宇宙人が登場しますが主人公に真っ二つにされます。
そもそも落ちてきたUFOも糸でつるしたようなショボイマスコットみたいです。
最後はゾンビになったアイドルがゾンビになった冒頭に出てきた女子高生を率いて現れます。
アイドルゾンビとボロボロの主人公お互い嫌いと言ったあと切り込んでいきます。
そしてそのバックで樹海にどんどんUFOが墜落していきエンドです。
ただでさえ英霊との戦いが蛇足な上アイドルゾンビとか大量のUFOの墜落とか無駄ですね。
だから74分と短めな時間なのに後半の展開のせいで妙にダラダラした作品になってしまいました。
演出というか妙に間抜けな効果音がツボにはまりましたが最近のスプラッターホラーは多いですね。
クリエーターさんが片腕マシンガンガールとかの系統の人でもいるのかなと思いました。
俳優さん達はそんなに有名じゃないのか誰一人として見たことありませんでした。
もうちょっと有名人でも出てくれれば楽しく見られたんですがその点は残念ですね。
ここまで来るとネタにしかなりませんがお馬鹿なスプラッターが好きな人にはお勧めしたい作品でした。