141作目は久しぶりの邦画ホラーを…。
『心霊写真部』
2010年作品。ホラー界のマルチクリエイター:福谷修原作『心霊写真部』初の映像化!
-あらすじ-
ごくごく普通の生活を送っていた高校生≪二宮佳夕≫は、 ふとしたきっかけで写真部に入部する
ことになる。 しかしこの写真部は普通とは違っていた。それは“心霊写真部”。写真部のサイトに
送られてくる心霊写真。 佳夕は、同じ心霊写真部のリリ・牧村とともに調査を進める中で、
心霊写真1枚1枚に隠された、恐ろしい事実の数々を目にしていく・・・。
そして心霊写真の謎を追ううちに様々な事件に巻き込まれていく。
-感想-
3部構成作品で怖くなかったですがそこそこ良かったですねえ。
部活を辞めた姉ちゃんが心霊写真部の前でダウナー系の姉ちゃんを出会います。
その場でぼーっとしていたところで心霊写真部の姉ちゃんに出会いなし崩し的に部活に入ります。
①廃墟で肝試し
部室に入ったところで部長の副部長の先輩2人に出会い心霊写真部の説明を受けます。
その時発見した1枚の写真が妙に気になり持ち帰ったところでダウナー姉ちゃんにまた会います。
そこで心霊写真には別の見方があると話を聞きその後部員3人で実際に廃墟に行きます。
最初は何も無かったのですが風呂場に来たところで心霊写真の人物の携帯電話を発見します。
それを見ているうちに幽霊が襲って来て他2人がひっくり返りカクカクしています。
主人公は心霊写真からヒントを得て入り口近くの事故現場から人形を返し事件解決です。
その後生き残った携帯電話の持ち主の家に行き妊娠後中絶していたと聞きエンドです。
②カラオケボックスの怪
主人公への新入部員歓迎パーティーということでメンバー3人でカラオケボックスに行きます。
今回来た部屋は副部長の友達がカラオケ中の撮影で心霊写真が撮れたと相談があったらしいです。
一見すると何も無いのですが心霊が映っていた場所の壁の壁紙が貼り替えられたのと気づきます。
剥がしてみると心霊写真と同じ顔が映っておりそのとたんカラオケの画面から子守歌が流れます。
そのとたん①と同様主人公以外の2人がまたカクカクしだして部屋が火事になり出します。
主人公1人で部屋に出たとたん真っ暗なトンネルに場面が変わり霊の正体が分かります。
その直後幽霊が出てきて逃げ出しもうそろそろ表に出る所で腕に引き戻されます。
目が覚めたらダウナー系の姉ちゃんがいて壊された慰霊碑が気になりここへ来たと言います。
カクカクしていた2人はソファーで寝ており目が覚めたところでダウナー姉ちゃんはすでに消えています。
後日調べたところこの場所が防空壕があり今回の部屋と同じ広さだと分かります。
その後3人で壊された慰霊碑の前に行きお祈りをしてエンドです。
③心霊プリクラ
2人の中学生が奥にある安いプリクラを利用しますが調子が悪いながら撮影は何とか出来ました。
帰り道に事故現場を遭遇しますがそこで事故に遭い真っ二つになった姉ちゃんを見ます。
死体の手には2人と同じプリクラを持ち確認したところ片方の姉ちゃんの顔が変化しています。
心霊写真部のサイトをリニューアルしたところで先ほどの中学生からメールが入ります。
会ってみてプリクラを見ても分からないということで実際のプリクラのある場所に行きます。
故障中で修理しているオッサンに話を聞きそう言う機械があるからといろいろ説明を受けます。
安心して中学生2人は帰りますが夜主人公へ部長から電話がかかってきます。
心霊写真っぽく撮れるプリクラは呪われており今は廃盤となったのでやばいとのことです。
主人公はその死ぬ予定の中学生に連絡を取りますが電話に出ません。
電話後に心霊プリクラの文字が薄くなっていることに気づき事故死を預言していることに気がつきます。
中学生から折り返しの電話があり会おうと連絡したところで中学生側に異変があります。
風呂の水が真っ黒になり手が出てきて引きずり込まれそうになりますが何とか脱出します。
外に出たところで運転手が霊に操られている車が走ってきますが間一髪主人公が助けます。
その後ダウナー姉ちゃんからこのプリクラはあくまでも予知写真と話を聞きます。
そのゲームセンター自体が運悪く死に神がいて回避したなら他の人に降りかかるらしいです。
修理が完了したオッサンがプリクラの異変に気がついたところで後ろから殺人鬼が現れます。
殺人鬼がオッサンを殺したあとマスクを取り死体を撮影したところでエンドです。
何というか自分的にはシンプルな作りでなかなか面白かったですね。
メンバー2人の2話連続の痙攣は面白かったので3話目になかったのが残念でした。
出演者も特に大根というほどじゃ無く登場人物も個性が出ていたので良かったと思います。
低予算でしょうけど自分的には演出も脚本もなかなかいい出来だと思います。
3話構成のおかげでテンポが良くちゃんと簡潔しているあたりも見やすかったですね。
主役は丸顔の姉ちゃんですが制服の時点でもの凄く胸が目立つ人ですね。
ここ最近の大量生産の邦画ホラーの中では久しぶりに見られた作品だと思いました。
そんな感じで続編もありますし邦画ホラーが好きな人は見た方がいいと思います。