140作目は緊張感のない逃走劇を…。。
『THE GAME 12』
2009年イギリス作品。死ぬまで鬼ごっこ!人生の逆転を賭けた、残酷非情のゲームが始まる!!
-あらすじ-
銀行家として大きな成功を収めたアリスターには裏の顔がある。 それは貧しそうで身寄りのない
若者を、≪12時間逃げ切れたら大金を得られるというゲーム≫でおびき寄せ、彼らをターゲットに
“人間狩り”を楽しむというもの。 もちろん捕まれば殺されるなんて参加者は知らない。
アリスターはこのゲームに部下のジェイミーを誘い、次のターゲットとなりそうなショーンを探し出す。
ショーンは借金まみれの妹を危険な仕事から救い出すために、このゲームに参加することを
決意するのだが・・・。
-感想-
う~ん、ずいぶん盛り上がりに欠けるお話でしたね。
タイトルの12ということで12時間逃げ切れば1万1000ポンドをもらえるという内容です。
日本円でいうと200万円ぐらいですかね?
まあ身寄りのない貧乏人でカード破産寸前の青年相手なのでそんなところなのでしょうね。
一番最初でやたら主人公がいい動きをしていたのでかなり疾走感のある作品と想像しました。
しかしぶつ切りのように逃げて追っての繰り返しで一つ一つの逃走劇の時間が短く緊迫感に欠けます。
このお話ではまず悪党の銀行家が家族が悪ガキに殺されたから復讐でゲームをやっています。
主人公は仕事もせず折角仕事についてもお客さんの前で熟睡するぐらい駄目人間です。
きっかけは主人公の妹がクラブ遊びでカードローンで1万1000ポンドを借金を作ってしまいます。
そこで銀行家に誘われ12時間逃げると言うゲームに参加することになります。
最初からターゲットは決まっていて妹のカードローンから罠に填ってしまいゲームに参加という形です。
悪人側は銀行家と共に冒頭で自信満々に語る新人もいますがゲーム参加後に怖じ気づきます。
銀行家が主人公の妹を痛めつけているときに我慢出来ずに辞めさせようとします。
新人が銃を向け銀行家は諦めますがその後車の中で逆に銀行家に殺されてしまいます。
主人公は親友にちくられて居場所が無くなった上に妹まで痛めつけられブチ切れます。
まあその親友のゲームをいわれただけで事の重大さを知りかばったところでボコボコにされます。
銀行家の車の中で助手の死体を見つけそこから悪人のいる銀行を見つけ自宅の情報を得ます。
自宅に侵入しますがやはり罠で押さえつけられ痛い目に遭いますがギリギリで逃げ出します。
そして部屋に追い詰められますがパソコンの中のデータの悪行を流すと脅します。
銀行家も逆に金で誘惑しますが乗らずに情報を流し隙を突き外に逃げ出します。
そして金の隠し場所であるコインロッカーで償金を得て親友もいて主人公に謝罪します。
親友から妹が病院で無事を知り仲直りをしてエンドです。
主人公よりも悪人側の仲間割れや不良に絡まれるなど間抜けさも目立ちましたね。
ただ妙に銀行家が強く不良のリーダーを一撃で倒したり銃もヘッドショットが出来たりとしています。
何故主人公が選ばれたとかもうちょっとお話が深ければまた別の意味で良かったと思いますが。
ひとまず銀行家の過去とか語られていますがこの追いかけっこする理由としては弱すぎます。
そんな感じでかなり薄っぺらな作品なので旧作になった所でお勧めします。