135作目はJVDパワー全開のグダグダ映画を…。
『プリズン・デッド 女囚VS狼女』
2008年アメリカ作品。ジェフ・リロイ監督による過激流血ホラー。
-あらすじ-
メキシコの山奥で狼男に襲われ、狼女となって投獄されたサラ。所長と女看守が牛耳る刑務所で、
体を張って物資を調達する女囚たちの中、月の光を浴びて獰猛になった彼女は次々と女囚を襲っていく。
-感想-
いや~、流石JVDと言うべき素晴らしいZ級映画ですね~。
変身方法が珍しいだけであとは褒めるべきところが無い映画なんて滅多に無いですよ。
ひとまず変身方法が人間から脱皮して狼女になりあとになると目が覚め元通りと言う感じです。
主人公が彼氏とHしている所にオオカミ男が現れ彼氏は殺されますが傷つきながら何とか倒します。
気がつくと女性刑務所に投獄されていて奴隷として主人公は酷い目に遭います。
仲良くなったルームメイトが喧嘩して主人公が本人も気がつかない凄いパワーで助け出します。
その前後に狼男に殺された彼氏が襲われた状態で出てきて主人公に警告します。
次の満月の夜に狼男になり理性を無くし人間の血肉に食らいつくようになると言われます。
大暴れしたあと主人公はルームメイトと共に砂漠に縛られ放置されますがすぐ戻されます。
ルームメイトは薬漬けでレイプされ主人公は満月と共に狼女になり囚人達を襲いまくります。
そしてルームメイトに所にたどり着いたところで麻酔銃で撃たれて厳重に鎖につながれます。
看守を倒したルームメイトが主人公を助け出し外に逃げ出しますがすぐに追いかけられます。
主人公は狼女になり追ってきた看守を殺しますが雇われたハンターによりまた捕らわれてしまいます。
所長と女看守が満月の夜に合わせて見せ物としてルームメイトを拷問しつつ主人公を縛り付けます。
そこで変身するんですが鎖などがあっさり切れ見物客や囚人を殺しまくります。
そして所長と女看守が部屋に立て籠もりますが女看守は銃撃戦の末狼女に殺されます。
所長はその隙に逃げだそうとしますがルームメイトにナイフで刺され殺されます。
もう理性を失った主人公はルームメイトを襲いますが銀の縦断で倒されてエンドです。
ざっと書きましたが女囚物と言うことでありがたくないレズとかエロシーンがちょくちょく続きます。
狼女などの特殊メイクは凄くレベルの低い着ぐるみで目が電球で光り口すら動かしません。
だから殺されるシーンは血肉を求めるはずなのに腕力で体をバラバラにするだけです。
その時に血が噴き出しますが何かあさっての方向に飛んでおり失笑物です。
俳優さん達も凄く大根役者で全体的に動きが悪く肝心なシーンでも緊迫感がありませんでした。
お話はあって無いぐらいの物で説明を省いているというか凄く適当ですね。
やはりJVDと言えば吹き替えでしっかり字幕と違うアドリブ全開の下品な吹き替えでした。
たくさん出てくる鼠や殺された人の内臓まで喋りもちろんエンディングテーマも変な歌ですね。
ゾンビ音頭ほどの素晴らしさはないにせよJVDファンに堪らないアドリブ吹き替えですね。
ちなみにこの作品の監督さんはあの『デス・クローン』の人みたいでブレの無いクオリティですね。
そんな感じの作品なのでJVDファンかZ級ファン以外にお薦め出来ない作品でした。