2021年 アン・ウンジン主演
脚本 ムン・ジョンミン(最高の離婚)
演出 オ・ヒョンジョン(その男の記憶法、恋のゴールドメダル)
相関図
ネタバレあり感想
余命宣告をうけた女と、ある事情から委託殺人業をする男のピュアロマンスドラマ。
インスク(アン・ウンジン)は、近所のサナを暴力父から救うためにゴルフクラブで殴って殺人。委託殺人をしているウチョン(キム・ギョンナム)と、その現場で出会うのですがー。こんな状況なのにウチョンはインスクに一目惚れ。
韓ドラあるある、インスクは小学生の頃にウチョンを一家無理心中の車から救っていたのですが、この事件の後インスクの家にサナをインスク祖母に預けに行くので壁に飾ってある幼少期インスクの写真で「あの時の子だ！」と。
殴りかかるインスクに一目惚れしたウチョンもヤバい奴
ですが、やっぱり過去の縁で繋がっているという。
そこからはひたすらインスクにゾッコン。
最初は「ただ愛する仲」の匂いしましたが、「ここに来て抱きしめて」のような互いに好きすぎて2人の世界は甘々だけど、環境が不幸すぎるってやつでした。
中盤からは、実はゴルフクラブ殴打では死んでなくて、その後誰かが絞殺していることがわかります。
つまり、インスクは犯人ではないのですが、真犯人がサナの母だったので、サナがやっと幸せを取り戻したのでサナの母の代わりに罪を被るインスク。
とはいえ、ウチョンと残りわずがな時間を過ごしたいという欲も出てきて、なかなか自首をしない。警察に追われて2人で逃亡することになりー。
更に、同室のミドの婚約者、ク・ジピョがそもそもの事件に関わっていて。
ミステリー要素よりも、余命僅かのインスクの逃亡生活が長く見えて、少しトーンダウン。
おっとりとしたウチョンが、懸命にインスクを庇って逃亡生活も甘々です。
不幸のわんこ蕎麦女だったインスクも、モノクロからカラー世界になったように笑うように。
1番好きだったのはやっぱりお婆ちゃん。
インスクの病気を知った時とか、本当に上手いよドゥシムさん。
ホスピスで働く！と、食堂を手伝うのですが。ポケットから化学調味料出して入れたりと、可愛くて面白いお婆ちゃんでした。
ホスピスの人たちのそれぞれの「お別れ」の話も良かったし、運営側のお茶目なシスターたちや、訳ありのスタッフも魅力的でした。
インフルエンサー役のジョイが好演。
親にも友達にも恵まれない子が、余命僅かで友達も男もゲット。我儘なんだけど、この幸せを壊したく無い気持ちがいたいほど伝わったわ。
見る前から期待したキム・ギョンナムの純情っぽさは、もう期待以上でした。
悪役でも憎みきれないキャラの彼。
今回は哀しい目をした青年を演じ切っていました。
初体験の時の感じも相当良かったわ。
「死」を扱うドラマは胸が苦しくなるけども、素敵な場所で恐怖が和らぐこのホスピスが温かくて。
治療を諦めていたインスクが最後は治療をするのも良かったです。
記事で、最初はパク・ソンフンにオファーがいって、スケジュールから無理でキム・ギョンナムに変わったと知り。
いやいやいや、想像できませんわ。
好きな俳優だけど、この役は違うでしょう。でもどんな風に演じるのか見てみたいような。
こういう記事読むたびに、えー、あの人だったらどんな感じだったかな？と想像するのも楽しい。みんな上手いから、それぞれちょっと違うテイストのキャラを演じるのかなぁ
