2023年 チャン・ドンユン主演
あらすじ
かつて神童と呼ばれながらも勝つことができず引退を考え始めたシルム選手のキム・ペクドゥ(ベクトゥのフリガナとどっちかな)。彼の住むコサン市郡庁のシルム団に、マネージャーとしてオ・ユギョンがやってくる。ペクドゥは、ユギョンがかつての幼馴染のドゥシクだと思って話すが、本人に否定される。そんな中、貯水池で男の遺体が発見される。
前回は
登場人物
キム・ペクドゥ(チャン・ドンユン)
父も兄2人もシルム界の大物。小さな頃から明るくて、考え無しに見えて、周りを観察している優しい子。
小学生の頃大好きなドゥシクが突然コサン市からいなくなる。
オ・ユギョン/ドゥシク(イ・ジュミョン)
シルム団のマネージャーとしてコサン市にやってくる。生まれつき運動神経抜群で、ガキ大将のような存在だった。
ミン・ヒョヌク(ユン・ジョンソク)
エリートでスマート。高級時計がトレードマーク。
ユギョンとコサン市にやってきて、あっという間に地元民に溶け込む。ユギョンの旦那だ、と、町の人には紹介されるがペクドゥは怪しむ。
クァク・ジンス(イ・ジェジュン)
シルム金剛級タイトル4回手にしたジンスだが、幼少期は体格が小さなペクドゥに負かされて悔しい気持ちも。大手を断って地元コサンのコーチになるため帰郷。ペクドゥも現役引退を考えて、コーチの座を2人で争ったり、と、幼馴染だけども一筋縄じゃない2人の関係性も見どころ
チュ・ミラン(キム・ボラ)
カフェ店長。出身など自分の事は謎だらけのくせに、町の人のあれこれはやたらと詳しい怪しいミラン。
チョ・ソクヒ(イ・ジュスン)
ペクドゥの幼馴染で、コサン市の巡査。
平和なコサン市で、犬探しが得意。貯水池の事件を怪しんでいる。能天気でおしゃべり。
後半、エリートなヒョヌクと仲良しになってて
こういう役は本当似合うよね。
キム・テベク(チョン・ムソン)
シルム界の伝説。ペクドゥの父。末っ子で遅咲きの息子を見守るお父さん。
出番もセリフも少ないのに、ムソンさんの眼差しで最後泣きました。存在だけで、ドラマが締まる。。
ムソンさん、映像を学ぶため東京ビジュアルアーツ専門学校に4年くらい留学していたの初めて知ったわ
母がヨンナムさんで!
方言バリバリで男3人の強いオンマキャラがピッタリでした。
思い出される、重量挙げな日々…(恋のゴールドメダル)
長兄次兄、面白かった〜。
最初はユギョンの姑?と勘違いされるが、上司だった。
この人が昔TVに出ていて、それを思い出すペクドゥのおまぬけなようでいて鋭い洞察力も面白かったな。
コサンのおっさんたち、シルムと噂好き。
シルム団の仲間たち
シルムを楽しむ
土俵の上の華麗な技は、前回も書いたのですが「柔道<レスリング」要素があり、主人公が太白級だからかシュッとしていて、より日本の相撲とは全く違う競技を見ているよう。
こんな体制から、持ち上げてブリッジみたいに相手を落とすのも凄い。
ペクドゥという人物をずっと見てきて、こうやって闘志を叫んでますけども、闘志があまり漲らない人なんですよね。
相手を負かしたい、とか、優勝したい、
というよりも
純粋にシルムが楽しくて楽しくて仕方がない人でした。
(こういう土俵での闘志剥き出しの表情と言えば白鵬を思い出すけど。あれはマナーがなってないとか言う人もいたような。日本の相撲に比べて、シルムは自由な感じにも見えました。)
コーチや監督もこのような伝統衣装を着るのはシルムならではですね。
赤ちゃんの誕生日みたいでかわいすぎます。
ミステリーを楽しむ
ミステリー要素も、シルムの賭博に関係していて、良かったです。
賭博問題。そのせいで過去辛い目にあった人や、田舎ならではの真実がどうか?より噂が広まったら終わり…みたいなものへの問いかけがずっとありました。
幼馴染の愛情
やはり、この2人のやり取りが見ていて本当に楽しくて癒されました。
気持ちをうまく伝えられないペクドゥが、よく道を歩いて「独語」で吐露するのですが…。
ドゥシクが急にいなくなった事が子供だから事情わからずで、今事情を飲み込んだけども、自分だってあの時に失われたものがあったんだー、のくだりもかわいくて。
また、ペクドゥの前だと、仕事モードとは違ってしまうドゥシクも可愛かったな。
チークしてます?とヒョヌクに言われるドゥシク。
幼馴染とはいえ、オーバー30歳とはいえ、青春を取り戻して目がハートになるテンポも良かった。
ジンスのミランに向ける眼差しも良かったわ〜。
ジンスは寡黙で、とても信頼できる人だなと思った。
彼はなかなか体重落ちないとか?!
とても素敵なドラマでした