岡部幸雄の日本ダービー回顧
今回の勝利と直接関係はないかもしれないが、施行規程に『騎手は、馬場に出た馬を、審判台(ゴール板あたりのこと)の前を常歩で通過させなければならない』という条項がある。
気性が激しい馬が多くなり、場内の熱気もすごくなっている現在、この条項は形骸化している面があり、すぐに返し馬に入るケースが目立つが、横山典弘騎手はこれを行っている数少ない一人で、この日もそうだった。
馬のしつけの一環でもあり、私も騎手時代には行っていたが、こうしたことも馬を成長させると思っている。
※今週のギャロップ「岡部幸雄 名手の競馬学」より
本馬場入場 (ゴール板通過)
日本中央競馬会の競馬施行規程第106条に
『騎手は、馬場に出た馬を、審判台の前を常歩で通過させなければならない』
という規程があります。
https://company.jra.jp/0000/law/law07/07.pdf
どのジョッキーも毎回必ずしもやってるわけではないのでこういうルールがあることを知らないファンも多いのではないでしょうか。
しかしながら必要だから規程に定められているわけです。馬のしつけの一環でもあるようです。
そういう基本を大事にしないと馬も成長していかないでしょうね。
ノリさんが50歳を過ぎてもなお活躍されているのは基本を大事にして馬を成長させているからだと思います。