JRA賞は国内>海外、古馬王道>クラシック重視傾向か | ぐりぐり君の個人馬主ブログ

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競馬が好きで中央個人馬主、地方個人馬主、フランス馬主をやってます。

2023年度のJRA賞が発表されました。
https://jra.jp/news/202401/010903.html
https://jra.jp/news/202401/010903_01.html



JRA賞とは中央競馬における活躍をたたえるために設けられている日本中央競馬会の年間表彰制度のこと。
毎年1月に発表されて前年度の表彰が行われています。



近年のJRA年度代表馬
2012年 ジェンティルドンナ
2013年 ロードカナロア
2014年 ジェンティルドンナ
2015年 モーリス
2016年 キタサンブラック
2017年 キタサンブラック
2018年 アーモンドアイ
2019年 リスグラシュー
2020年 アーモンドアイ
2021年 エフフォーリア
2022年 イクイノックス
2023年 イクイノックス










選考は新聞・放送の競馬担当記者の投票を元に行われています。
2023年度は295名が投票。
競走馬部門は10個あって、全体の1/3以上の得票数を得た馬が受賞となります。




年度代表馬得票数
2020年度
アーモンドアイ 236票
コントレイル 44票
グランアレグリア 2票
デアリングタクト 1票

2021年度
エフフォーリア 277票
ラヴズオンリーユー 18票
マルシュロレーヌ 1票

2022年度
イクイノックス 282票
タイトルホルダー 6票

2023年度
イクイノックス 293票
リバティアイランド 2票




2020年はクラシック三冠のコントレイルより、ジャパンカップと天皇賞(秋)を制したアーモンドアイのほうが得票数は上回ってます。
直接対決(ジャパンカップ)で勝ったこともありますが、190票以上差があるのは記者たちが秋の古馬王道路線を重視しているような印象を受けます。

2021年はクラシック(皐月賞)と天皇賞秋と有馬記念を勝ったエフフォーリアが、海外のGIを3勝したラヴズオンリーユーに250票以上の大差をつけました。
どちらも素晴らしい活躍でしたが、この差を見ると記者たちは国内のレースほうを重視しているような印象を受けます。

そして2022年は春クラシック無冠で秋古馬GⅠ2勝したイクイノックスが大差で受賞。
2023年はクラシック三冠牝馬リバティアイランドに大差をつけて古馬GⅠ4勝のイクイノックスが受賞しました。









日本国内の古馬三冠と言われる天皇賞(秋)・ジャパンカップ・有馬記念のうち2つ以上勝てば年度代表馬を受賞する可能性が高くなります。
過去にはアーモンドアイのようにクラシック三冠+ジャパンカップで受賞する例があり、リスグラシューのように春秋グランプリ+海外GIという例もありました。年によって変わりますが、古馬三冠のどれかを勝つと有利になるのは間違いありません。


個人的には海外遠征に行く馬が増えたので、海外特別賞みたいのをひとつ新設してもいいんじゃないかと思います。
こうして分析していくと面白いですね。今年2024年の年度代表馬はどういう成績を残すのか注目してます目