【引退の決断・引退後のこと】馬主の責任 | ぐりぐり君の個人馬主ブログ

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競馬が好きで中央個人馬主、地方個人馬主、フランス馬主をやってます。

先月、馬産地北海道で馬の生涯をテーマにしたドキュメンタリー映画「今日もどこかで馬は生まれる」の上映会が行われたようです。
この作品は「多くのサラブレッドが天寿を全うすることができない現実を見つめ、どのような最後を迎えているのかに迫っている。また馬の余生について、馬主、調教師、牧場、引退馬支援者などの声を集め、今後どのようにこの状況を考えていくべきかを問いかけている」(今週のギャロップ)という内容。
 
 
まだ私はこの映画を見てないですが、これまで誰もあまり触れてこなかったテーマだったのでとても興味があります。
来月から東京でも上映するみたいなので観に行こうと思ってます。
殺傷分のシーンなども流れるみたいで辛くなる場面もあるかもしれませんが・・・
 
 
 
 
 
 
 

私は個人馬主としては中央・地方で現在20頭近く所有してます。
すべて1頭持ちなので、引退の決断・引退後のことについては自分で決める責任があります。
引退の決断というのはなかなか難しくて、「まだ走れるんじゃないか」という気持ちと絶えず葛藤してます。
ケガや病気で再起不能な状態なら判断はしやすいけど、成績不振や完治まで時間のかかるケガ・病気などの場合は迷います。
そこは調教師やマネージャーとも相談して、馬の状態をよく見ながら決めています。
 

引退後のことについては判断がもっと難しくて、「幸せな余生を過ごしてほしい」「環境の良いところで天寿を全うしてほしい」という気持ちが強いです。
どこの誰だか分からない人に引き渡すとなにされるか分からないので、調教師やマネジャーと付き合いのある乗馬倶楽部や馬主さんに引き取ってもらってます。
多少引き取り価格は安くなっても、安心して預けられるのでそのほうがいいかなと思ってます。
やっぱりどこにいったのか分からない状況になるのが一番悲しいことです。
 
 
最近は引退後の馬を支援する活動が全国に広まりつつあっていい流れになってきました。
しかしまだ支援活動が足りないのが現状です。行き場所を失って殺傷分されていく馬も多いです。
競馬界が一体となってこの活動に取り組んでいく必要があるのではないでしょうか。
 
 
 

映画『今日もどこかで馬は生まれる』公式サイト
https://creempan.jp/uma-umareru/index.html