韓国国際招待競走観戦記
今回はコリアカップ、コリアスプリントともに日本から3頭が招待された。これまで同一国・地域からは多くて2頭。
国際競馬部のイ・スヒョン部長は「昨年はレーティングが低い香港の馬を選びましたが、今年はできるだけレーティングで選ぶようにしました。アメリカの馬はグレード競走の成績も見ましたが、国別ではなく、レーティング順で選定するなら、日本の馬を選ぶことのなりますね」
これまで以上にレーティングが重視されたようだ。
創設当初は多くの国・地域から招待したい意向も強く、レーティングの高い外国馬をあえて選定しなかったこともあったが、それが国際的に問題となった。
また、日韓関係の悪化による国民感情を考慮して日本馬を招待せずに行い、GⅢの格付けを取り消されたこともあった。
それらを踏まえれば、どんな意見があろうとも後戻りするような変更はできないはず。
現在はGⅢの格付けを維持しているが、さらなる昇格を目指しているならなおさらだろう。
※今週の競馬ブックより
コリアカップ2024プレレーティング
クラウンプライド 117
ウィルソンテソーロ 115
ライトウォーリア 113
ウィナーズマン 111
コリアスプリント2024プレレーティング
リメイク 115
アナーキスト 111
ポルマエスター 110
スピードヤング 110
今年のコリアカップはクラウンプライドが勝利。昨年に続いて連覇となりました。
コリアスプリントはリメイクが勝利。こちらも昨年に続いて連覇。
今年も日本馬の強さが際立つ形となりました。
一部の馬主から韓国競馬会に対して「なぜ日本の馬が優勝する競走をやらなければならないのか」という声も上がってるようです。
ハンディキャップ競走として開催できないかという意見も出ているとか。
主催者としては地元馬に勝ってもらって盛り上げたいところですが他所の馬とレベル差があるので難しいところです。
地元馬を勝たせようとして出走にいろいろ制限をかけるとレーティングを維持できなくなってレースの国際的価値が低下していってしまいます。
難しいところですが一番の策は自国のレベルを向上させていくことじゃないでしょうか。
韓国競馬はコロナ渦で競走馬の生産や外国馬の輸入が停滞しました。
今後お金と時間をかけて未来に投資していくことで発展していくのだと思います。
来月ソウル競馬場に視察に行く予定です。韓国競馬界の現状を確認してきたいと思います。
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