道成寺、本堂の次はいよいよ大宝殿(宝物庫) にお邪魔します。
大宝殿の拝観と、道成寺縁起絵巻の絵解きを聞きたい場合だけ、拝観料がかかります。
他の境内は無料。やっていけるのだろうか・・・
受付で「今、絵解きが始まったところです」と教えていただいたので、先に絵解きを拝聴しました。
お坊様が手慣れたトークと手さばきで、道成寺縁起絵巻のレプリカを広げて巻いて、安珍清姫の物語を解説してくださいます。
安珍清姫のドタバタ(失礼)ストーリーは、皆様ご存知のことと思いますが、道成寺のHPに詳しく載っております。
お坊様のお話が上手なこと!
もう何百回何千回と実演しているのでしょうけど、聞いてる人達に話しかけたり、合間にアドリブ入れて、面白く解説してもらえます。
法話的なありがたいお言葉もはさみつつ。
7年前にこの話を聞いたときは「清姫もこんな奴ほっときゃいいのに」と思ったもんです。
2回目の今回は「音信不通でいなくなるのはズルイ、後を追って文句の一つも言いたくなるわ」と、ちょっと清姫寄りの考えになっていました。恐ろしや。
あと、道成寺はこれ完全にもらい事故ですね。
絵解きが終わって、廊下を渡って、いよいよ大宝殿へ。
こちらでもお坊様が解説してくださいます。
このお寺のお坊様は一日中お忙しい。
↑7年前の配置図。たしか、今も変わっていないです。
中央の千手観音立像と、左右の日光月光菩薩、やっぱり大きい!かっこいい!
太くて良い! 三軀とも平安初期・9世紀、一木造、漆箔、国宝。
千手観音、男前♪ きりっとした眉毛♪
腕が44本あるそうです。気づかなかった。
もったりした裳の衣文も好みだし、天衣の末端が地面についてくるっと丸まってるのも丁寧です。
大宝殿を出て、ほかのお堂へ向かうと、何かイベントの準備をしています。
ステージが組まれて、椅子が並んでる。
通れるようなので黒幕をくぐって中へ。
満開です。やっと望んでいたお花見ができました。
本堂裏側の北向き千手観音像にもごあいさつ。(-人-)
33年に1度の御開帳。次は令和20(2038)年。
来れるか難しいな。
つづく