2024年3月 和歌山つぼみ旅10 道成寺後編 | ぐりぐり寺

ぐりぐり寺

~~ぐうたら宗脱力派ぐりぐり寺へようこそ~~
仏像とお寺と山頂目指し、気がついたら山奥へ!?
ぐうたらなのに山越え谷越え石段越え。絵と文の記録です。
ゆるい仏画、御朱印帳も手がけています。

道成寺、本堂の次はいよいよ大宝殿(宝物庫) にお邪魔します。

 

 

 

 

大宝殿の拝観と、道成寺縁起絵巻の絵解きを聞きたい場合だけ、拝観料がかかります。

他の境内は無料。やっていけるのだろうか・・・

受付で「今、絵解きが始まったところです」と教えていただいたので、先に絵解きを拝聴しました。

 

 

お坊様が手慣れたトークと手さばきで、道成寺縁起絵巻のレプリカを広げて巻いて、安珍清姫の物語を解説してくださいます。

安珍清姫のドタバタ(失礼)ストーリーは、皆様ご存知のことと思いますが、道成寺のHPに詳しく載っております。

 

 

お坊様のお話が上手なこと!

もう何百回何千回と実演しているのでしょうけど、聞いてる人達に話しかけたり、合間にアドリブ入れて、面白く解説してもらえます。

法話的なありがたいお言葉もはさみつつ。

 

 

7年前にこの話を聞いたときは「清姫もこんな奴ほっときゃいいのに」と思ったもんです。

2回目の今回は「音信不通でいなくなるのはズルイ、後を追って文句の一つも言いたくなるわ」と、ちょっと清姫寄りの考えになっていました。恐ろしや。ヘビ

あと、道成寺はこれ完全にもらい事故ですね。

 

 

絵解きが終わって、廊下を渡って、いよいよ大宝殿へ。

こちらでもお坊様が解説してくださいます。

このお寺のお坊様は一日中お忙しい。

 

 

 

171126j

 

↑7年前の配置図。たしか、今も変わっていないです。

中央の千手観音立像と、左右の日光月光菩薩、やっぱり大きい!かっこいい!

太くて良い! 三軀とも平安初期・9世紀、一木造、漆箔、国宝国宝

 

 

千手観音、男前♪ きりっとした眉毛♪

腕が44本あるそうです。気づかなかった。

もったりした裳の衣文も好みだし、天衣の末端が地面についてくるっと丸まってるのも丁寧です。

 

 

 

 

大宝殿を出て、ほかのお堂へ向かうと、何かイベントの準備をしています。

ステージが組まれて、椅子が並んでる。

通れるようなので黒幕をくぐって中へ。

 

 

 

 

満開です。やっと望んでいたお花見ができました。

 

 

 

 

本堂裏側の北向き千手観音像にもごあいさつ。(-人-)

33年に1度の御開帳。次は令和20(2038)年。

来れるか難しいな。

 

 

つづく