2023年11月 滋賀県寺社巡り5(終わり) 浄厳院 | ぐりぐり寺

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~~ぐうたら宗脱力派ぐりぐり寺へようこそ~~
仏像とお寺と山頂目指し、気がついたら山奥へ!?
ぐうたらなのに山越え谷越え石段越え。絵と文の記録です。
ゆるい仏画、御朱印帳も手がけています。

ちょっと間があいてしまいました。バタバタしてまして・・・。

ちなみに今日は人間ドックだったので、へろへろしています。(どうでもいい情報)

 

 

昨秋の滋賀県寺社巡り日記、ラストです。

 

 

東近江市の神社・太郎坊宮にお参りしたあと、下山し、お昼を食べて、近江鉄道とJR琵琶湖線を乗り継いで、安土駅に降り立ちました。

この旅最後の訪問先、浄厳院(じょうごんいん) に向かいます。

 

 

こちらのお寺、ブロ友のんばばさんに教えていただきました。ありがとうございます!

それまでは全く存在を知らず、名前も知らず、完全ノーマークの浄厳院。

境内は拝観自由ですが、お堂の中は事前予約が必要です。

予約のために電話をかけたのは3日前でした。ぎりぎりで申しわけありません・・・。m(_ _)m

 

 

拝観をお願いする電話って、何度かけてもめちゃくちゃ緊張します。問い合わせ先は、お寺といっても実質ご自宅の電話番号ですのでねぇ。

ひたすら低姿勢。電話しながら頭を下げる。

幸いにも希望の日、午後3時半に拝観が叶いました。

 

 

 

 

お寺は安土駅から徒歩10分にあります。

途中、市指定文化財の洋館「伊庭家住宅」がありましたが、時間がないので通過。

 

 

 

 

その先は、ひたすら畑の一本道をとぼとぼ、とぼとぼ・・・

晩秋の午後3時過ぎ。夕暮れに黒い雲がかかって、薄暗くなってきました。

おまけに寒いぃ。遮るものがないので、寒風がびゅんびゅんぶち当たります。

 

 

 

 

一面の大豆畑・・・の遠く先に、それらしき一角が見えました。

辺り一帯、畑なんだねぇ~。

 

 

 

 

寒いぃ~。11月ってこんなに寒かったっけ。

あとちょっと。

近づくにつれ、お堂が想像以上に大きいことに気づきます。

 

 

 

 

飾り気は一切なし、ただ大きさで圧倒してくる本堂。

待ち合わせ場所は、本堂の裏手に回った庫裡の入口前でした。

 

 

 

 

(パンフより)

境内、広いです。建物がたくさんあります。

京都奈良の大寺院に匹敵する規模、なのに、私達2人以外誰もいない。。。

 

 

3時半に庫裏の扉が静かに開き、ご住職がいらっしゃいました。

ご挨拶ののち、渡り廊下を渡って、薄暗い本堂へ案内されます。

 

 

 

 

(パンフより)

真ん中に堂々とおられる阿弥陀如来坐像。

丈六サイズ。おっき~ぃ!

堂内は電気をつけても薄暗く、パンフ写真のように明るくくっきりではありませんが、その分迫力増し増しでした。

平安末期作、重要文化財。

他のお寺からお引越ししてきたそうです。その際、光背の先が入らないから切っちゃったとか!?

 

 

沢山の仏像や資料が並んでいて、ひとつひとつ、ご住職が熱心に説明してくださいました。

多くの寺宝が美術館・博物館に寄託されていて、代わりに写真パネルが並んでいる一角もありました。

どちらも年月と歴史の重みを感じる文化財ばかりです。何一つ新しいものがない。

 

 

いやこれはすごいわ~~

暗い中、説明を聞きながら、なんとかメモをとるぐりぐり。

その結果は、 ↓

 

 

 

 

ぐちゃぐちゃ。滝汗

なんだこのミミズ文字。戦国武将の手紙じゃないんだから。

 

 

後日、首をひねりながら解読して、こんな感じでしょうか。 ↓

 

 

 

 

堂内の配置です。分かりますかね??

た、多分、合っていると思います。汗

 

 

昔このお寺であった、浄土宗vs法華宗の法論バトルの話とか、盛大な十夜法要の様子とか、墓地が朝ドラのロケに使われてキムラ緑子さんが来たとか、たくさんのお話を聞くことができました。

ご住職、長いお時間ありがとうございました! お願い

 

 

何十年もお寺巡りを続けてきたけれど、まだ知らない立派なお寺と仏様が、数限りなくありそうです。日本全国に。

きりがないぞぉ~!?

 

 

 

もみじ 大仏1 もみじ 大仏1 もみじ 大仏1 もみじ 大仏1 もみじ 大仏1 もみじ​​​​​​​

 

 

 

今回も、長々と書いてきた旅日記を、懲りずにお読みくださった皆様。

ありがとうございました!!

これからも、まだ知らぬ古寺、美仏に出会えますように♪

 

 

 

 

もみじ おわり もみじ