ちょっと間があいてしまいました。バタバタしてまして・・・。
ちなみに今日は人間ドックだったので、へろへろしています。(どうでもいい情報)
昨秋の滋賀県寺社巡り日記、ラストです。
東近江市の神社・太郎坊宮にお参りしたあと、下山し、お昼を食べて、近江鉄道とJR琵琶湖線を乗り継いで、安土駅に降り立ちました。
この旅最後の訪問先、浄厳院(じょうごんいん) に向かいます。
こちらのお寺、ブロ友のんばばさんに教えていただきました。ありがとうございます!
それまでは全く存在を知らず、名前も知らず、完全ノーマークの浄厳院。
境内は拝観自由ですが、お堂の中は事前予約が必要です。
予約のために電話をかけたのは3日前でした。ぎりぎりで申しわけありません・・・。m(_ _)m
拝観をお願いする電話って、何度かけてもめちゃくちゃ緊張します。問い合わせ先は、お寺といっても実質ご自宅の電話番号ですのでねぇ。
ひたすら低姿勢。電話しながら頭を下げる。
幸いにも希望の日、午後3時半に拝観が叶いました。
お寺は安土駅から徒歩10分にあります。
途中、市指定文化財の洋館「伊庭家住宅」がありましたが、時間がないので通過。
その先は、ひたすら畑の一本道をとぼとぼ、とぼとぼ・・・
晩秋の午後3時過ぎ。夕暮れに黒い雲がかかって、薄暗くなってきました。
おまけに寒いぃ。遮るものがないので、寒風がびゅんびゅんぶち当たります。
一面の大豆畑・・・の遠く先に、それらしき一角が見えました。
辺り一帯、畑なんだねぇ~。
寒いぃ~。11月ってこんなに寒かったっけ。
あとちょっと。
近づくにつれ、お堂が想像以上に大きいことに気づきます。
飾り気は一切なし、ただ大きさで圧倒してくる本堂。
待ち合わせ場所は、本堂の裏手に回った庫裡の入口前でした。
(パンフより)
境内、広いです。建物がたくさんあります。
京都奈良の大寺院に匹敵する規模、なのに、私達2人以外誰もいない。。。
3時半に庫裏の扉が静かに開き、ご住職がいらっしゃいました。
ご挨拶ののち、渡り廊下を渡って、薄暗い本堂へ案内されます。
(パンフより)
真ん中に堂々とおられる阿弥陀如来坐像。
丈六サイズ。おっき~ぃ!
堂内は電気をつけても薄暗く、パンフ写真のように明るくくっきりではありませんが、その分迫力増し増しでした。
平安末期作、重要文化財。
他のお寺からお引越ししてきたそうです。その際、光背の先が入らないから切っちゃったとか!?
沢山の仏像や資料が並んでいて、ひとつひとつ、ご住職が熱心に説明してくださいました。
多くの寺宝が美術館・博物館に寄託されていて、代わりに写真パネルが並んでいる一角もありました。
どちらも年月と歴史の重みを感じる文化財ばかりです。何一つ新しいものがない。
いやこれはすごいわ~~
暗い中、説明を聞きながら、なんとかメモをとるぐりぐり。
その結果は、 ↓
ぐちゃぐちゃ。
なんだこのミミズ文字。戦国武将の手紙じゃないんだから。
後日、首をひねりながら解読して、こんな感じでしょうか。 ↓
堂内の配置です。分かりますかね??
た、多分、合っていると思います。
昔このお寺であった、浄土宗vs法華宗の法論バトルの話とか、盛大な十夜法要の様子とか、墓地が朝ドラのロケに使われてキムラ緑子さんが来たとか、たくさんのお話を聞くことができました。
ご住職、長いお時間ありがとうございました!
何十年もお寺巡りを続けてきたけれど、まだ知らない立派なお寺と仏様が、数限りなくありそうです。日本全国に。
きりがないぞぉ~!?
今回も、長々と書いてきた旅日記を、懲りずにお読みくださった皆様。
ありがとうございました!!
これからも、まだ知らぬ古寺、美仏に出会えますように♪
おわり