SOMPO美術館 6月9日(日)まで
「北欧の神秘―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画」
公式サイトこちら
すっかり暖かくなりました。皆様いかがお過ごしですか?
こちらはお陰様で元気です。やっと風邪も治りました。
近況ですが、好物の新玉ねぎをもらったので、生でくし切りしてお皿に山盛りで毎日食べてたら、なぜか体重が減ってきた。なんてこったっ。
生の玉ねぎってやせるんだろうか?
生活に支障はないので大丈夫だと思います・・・。
玉ねぎはおいといて、特別展に行ったのでした。
場所は大都会新宿。
人の波が押し寄せる工事中のダンジョン(新宿駅西口)、をかろうじて脱出し、変わった形のSOMPO美術館へ。
入口に男子高校生らしき団体がおりました。修学旅行か社会科見学か。
こちらでは「北欧の神秘」展が開催されています。
ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの国立美術館が所蔵する絵画のうち、19世紀後半から20世紀初頭にかけて制作された、北欧をテーマにした作品が約70点来ております。
北欧の画家っていうと、ムーミンの作者トーベ・ヤンソンと、ムンクと、ハンマースホイしか思いつきませんでした。
しかも調べたらハンマースホイはデンマークだし!? 違っ。
画家も作品も全然知らなかったです。勉強不足なりけり。
月明かりの下、霧に煙る湖上で妖精たちが踊り、その姿が湖面に映る幻想的な光景。スウェーデンの画家アウグスト・マルムストゥルムが活躍した19世紀、欧州ではナショナリズムの高揚から各国特有の主題が重視されるように。北欧神話や民間伝承への関心も増し、精霊や怪物、妖精が取り上げられました。 pic.twitter.com/vzmmqDzVNs
— SOMPO美術館 (@sompomuseum) May 3, 2024
(美術館公式Xより)
「踊る妖精たち」アウグスト・マルムストゥルム
北欧の絵画って、冒険とか伝説とか、ファンタジー色が強いんでしょうか。
上の絵では、夜中に半透明の妖精が列をなして飛び回ってます。
偉い画家先生が、妖精を堂々と主題にして大作を描けるお国柄。良いですね。
私は妖精なぞ縁がないからなぁ・・・あっ船橋の梨の妖精と、NHKEテレの沼の妖精がいた!?
5階→4階→3階 と展示室が続くのですが、うち4階全体が撮影OKでした。
いいのかな? 最近OK多いですね。
「河岸」ペッカ・ハロネン
北欧の大自然を描いた絵がいっぱいあって、たいへん癒されまくりました♪
広大な森。川。遠くに湖。針葉樹。白樺。 良いなぁ・・・行ってみたいなぁ。
中でも個人的に気に入ったのが上の作品。川の細かく動く水面に景色が映っているのと、水底の暗さとを、見事に描き上げています。
家にほしい。
風景画、全体に暗い色調が多かったです。夜の場面もたくさんあるし。
冬が長くて暗いからでしょうか。
でも暗さ、彩度の少なさが、逆に落ち着くのです。
「フリチョフの誘惑(『フリチョフ物語』より)アウグスト・マルムストゥルム
「踊る妖精たち」とおなじ画家だ~。
緻密で正確。でも暗い。真っ黒やないかい。
偉い画家先生が、堂々と真っ黒な大作を描けるお国柄。良いですね。
「アスケラッドとオオカミ」テオドール・キッテルセン
だんだん暗さが好きになってきましたよ。
ノルウェー民話からの一場面。オオカミに食べられそうになるけどならなかったところ。
この後、話が続いて、ポスターに使われている絵につながります。
↓
トロルと囚われの姫👸姫がトロルの体のシラミを取り、トロルは眠っています。そこへ少年アスケラッドが、姫を救出しにやってくる……ノルウェーの画家テオドール・キッテルセンは、自然の神秘的な側面に着目し、動物やトロル、妖精の登場する物語をイマジネーション豊かに描きました。 pic.twitter.com/bzwf9mCySl
— SOMPO美術館 (@sompomuseum) May 23, 2024
「トロルのシラミ取りをする姫」テオドール・キッテルセン
トロルってこういう、モジャモジャした大きな生き物なんだ~!?
ムーミントロールとは違うぞ。
森が身近にある地域から生まれた絵、どれも素敵でした。
風景に心が洗われたし、神秘の存在や現象が身の回りに起こる世界に浸れました。
ファンタジーですよ。北欧には妖精がいるのかもしれない!?
梨や沼の妖精のように!? いいところだな北欧♪