ご無沙汰しております。ぐりぐりです。
約2週間、ブログ更新が止まったままでした。
お陰様で元気でおります。この前の週末は和歌山に行っていました。
満開の桜を見ながらお寺巡り♪ のはずが、開花予想が外れてつぼみ巡りに。はぁ~。
去年10月の東近江旅を書いている途中でしたね。
まだまだ先は長いよ~♪
では早速ですが、前回の続きです。
石馬寺から田んぼ道を突き進み、五個荘金堂(ごかしょうこんどう)地区に来ました。
近江商人が建てた和風邸宅が残り、街中を水路が走る素敵な街並み。国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
歴史的な街並み保存地区はあちこちにありますが、一部だけ昔の建物が残ってて、隣り向かいは今の建物・・・って所も多いです。
ここは全部昔の建物!一般のおうちも!
行ってみてびっくりしました。
ここで見えているのは一般のお宅です。とび太くんもいる。
よくぞ全員で残しているなあ。
しかし観光客がいません。平日だから?
道に迷っていたら、通りがかりの地元の方に声をかけていただきました。優しい~。
道も建物も珍しくて、ずっときょろきょろしながら歩いてる。
白壁と木の板。板は「舟板塀」といって、解体した舟の材木を再利用しています。水に強いそうです。
水路の水がきれいで、魚もいます。
魚は速すぎて写真に撮れません。
ここ、川の中に花が飾ってあって、立札に「川中地蔵」と書いてあります。中にお地蔵さんがいるのかな?
反対側から。丸い大きい石がお地蔵さん?
近江商人の本宅だったお屋敷のうち、4か所が一般公開されています。
まずはこちら、「中村準五郎邸」にお邪魔します。
戦前に朝鮮と中国で百貨店を展開し、「百貨店王」と言われた、中江四兄弟という凄腕一族がおりました。
準五郎さんは末の弟です。
受付の女性がとっても親切で良い方でした。
「今が一番いい季節です。冬は暖房がないので、靴下二重に履かないと」
暖房ないの!? 保存建物だから暖房だめなのか!?
2階建てのお屋敷、純和風でとにかく広いです。
昭和8年に建てられました。その頃から障子にガラスがあるのね。
廊下にも畳が敷いてある。ぜいたく。
大きなガラス窓から立派な庭園が見えます。庭園はあとで見よう。
階段から2階へ。
手すりに桜の皮が巻いてある。いちいち凝ってる。
窓や欄干がオシャレだな~。
当然だけど昔は注文住宅、全部オーダーメードだしな~。
とても手間とお金がかかっていながら、ちっとも嫌味に見えないのは、センスが良いからか、純和風だからでしょうか。
四兄弟が拡大した百貨店は、三中井(みなかい)百貨店という名前で、朝鮮と中国に十数店舗あったそうです。
大財閥やないか~。剛腕すぎる。
つづく