5ヵ月前の10月下旬。滋賀県の東近江へ、1泊2日で寺社巡りしてきました。
これからしばらく、そのときの旅日記になります。
また長くだらだら続くと思いますが、お付き合いいただければ幸いです♪
去年、ぐりぐりの胎内・・・じゃなかった体内に石ができて、断食道場で取ることになりました。
1回目の道場入門で取れず、2回目を控えていたころ、
友人に「滋賀県の石馬寺(いしばじ) にいこうか考え中」と言うと
「名前に『石』がついてるから、石が取れるんじゃない?」 と言われ、
やって来ました石馬寺。
久しぶり。前回は2018年12月でした。
昨年は聖徳太子1400年御遠忌記念で、70年ぶりの秘仏本尊御開帳があったのです。
春と秋に2週間ずつ。もちろん開帳期間を狙って来ております。
バス停からお寺まで、しばらくは平らな舗装道。
広々とした田園風景。何度見ても良いなぁ~
柿が色づいています。自分が住む地域に比べると、近畿は柿の木が多いです。
石段に突入。
こちらの石段は約300段だそうです。他の山寺に比べればそれほど多くないし、緩やかで楽ちん♪(ぐりぐり比)
しかし、同じバス停で降りたスーツ+革靴+ビジネスバッグを手にした男性が、我が先を登っていくとは思わなかった。
上の写真に写っている方です。
スーツ・・・革靴・・・なぜ? 石馬寺に営業?
この先に秘仏が待ってくださると思うと、足取りも浮かれてピョンピョン登り、
石馬寺到着。
10月下旬、モミジはまだ青々としています。
平日ですが参拝の方が大勢おられます。
庫裏からお邪魔します。
「馬の寺秘宝公開」のフォントが渋くて期待も高まるよね!
煽りチラシもたまらん・・・(~q~)
【必見】立体曼荼羅 国指定重要文化財の大型仏像十一体
こういう文章に食いつくのは仏像・秘仏好きだけだろうか。
本堂へ向かう前に、大仏宝殿(宝物庫)で居並ぶ仏様を拝観。(-人-)
こちらは常時拝観できます。
↑2018年に描いた配置図ですが、2023年もこの通りでした。
大威徳明王が大きい!何度来ても大きくて感動します。
続いて、廊下でつながった本堂へお邪魔します・・・。
椅子があり、座って拝観できました。
その場で描いた、堂内配置図。
相変わらず雑でゴメンナサイ。字、読めないよね~
聖徳太子建立のお寺なので、太子像が何体かいらっしゃいました。
太子が乗っていた馬をつないだという松の切り株もありました。
70年振り、ご住職一代一回限り御開帳の秘仏様は、お厨子の中におられます。
脇侍に地蔵菩薩立像(運慶作)と毘沙門天立像(同)がいらして、中央にさらにお厨子があり、その中に十一面観音菩薩立像(快慶作)がおられました。
遠くて、お像も小さいので、堂内に双眼鏡を用意してくださっています。皆で交替で借りて拝観しました。
あっお願いするんだった! 石が取れますように。(-人-)
お招きくださりありがとうございます。
帰ろうとすると、向こうからご住職がいらして「これから○○先生のありがたいお話が聞けますよ」とおっしゃるので、本堂へUターン。
待っていると、旅行会社の団体様御一行が○○先生とともにいらして、先生の解説が始まりました。
解説つきツアーなのね。
便乗して拝聴。関西弁の先生のトークはなかなか辛口で面白かったです。
聖徳太子創建のお寺は琵琶湖周辺に100以上あるが、そんなに一人で造れるわけないやろ、とか・・・。
聖徳太子信仰は天台宗の布教に一役かったとか・・・。
お寺のスタッフの皆様、元々知り合い同士らしくて、声かけあって次々とお仕事を回しておられました。仲が良いのが伝わってきます。
それにしても忙しそう。電話で「今からトラピックス上がってくるってー」「今本堂にクラブツーリズム入ってるから待ってー」 70年に一度の大盛況。
垣根越しに石庭を撮影していると、ご住職が「その垣根も石馬寺垣っていって、馬の字をしてるの」とのこと。
ぐりぐり「馬???」
ご住職「もうちょっと離れて。そう、そこ!」
ぐりぐり「あっ!ホントだ!」
「馬」!
ご住職、親切で明るくてお元気な方でした。
色々ありがとうございます。
そういえばさっきのスーツの人、普通に拝観して普通に帰って行ったな。
仕事じゃなかったんかー。完全プライベート!?
つづく