1日で3か所の企画展示を回った日記、2か所目です。
NHK放送博物館への最寄り駅は、神谷町駅になります。
その神谷町駅出口に直結していて、去年11月に開業した「麻布台ヒルズ」というキラキラしたエリアがあります。
キラキラで、ピカピカで、高級そうで、まぶしい・・・
私ごときが入っていいのかわかりませんが、とりあえず警備員さんには止められませんでした。
ここの地下1階に、集英社のギャラリーが入っております。
SHUEISHA MANGA-ART HERITAGE TOKYO GARALLY という長い名前のギャラリー。
集英社さんのマンガ作品を元にして、数量限定・高品質のプリントを複製し、展示販売しているところです。
直筆作品ではないにしても、誰でも中に入って間近で見学できるし、スタッフさんが寄って来て購入を勧められたりもしないので、安心して入れたのでした。
なんと写真撮影OK。
ガラス張りの外壁に白い仕切り、明るい照明で、見やすくすっきりした空間。
老若男女問わず、途切れなく人の出入りがあります。
美術館と違って、企業経営のギャラリーって、だいたいが敷居高くないですか!?
お客さんが誰もいなくて入りづらいとか、購入する気がない人は受け入れてなさそうとか。
色々考えてしまう。私だけ?
展示は替わるようです。行ったときはワンピースの絵が掛かっていました。
上は活版印刷。マンガの一場面らしいです。
私はワンピースをよく知らないのですが、見ていた30代位の男性2人が「この場面は胸アツだ」と言っていました。
下はインクジェット。大きいです。額入れて横80cm前後?
カラーのカットです。近づいて目視しても、インクジェットの点々は見えませんでした。(老眼という説もある)
活版印刷の版も展示してありました。亜鉛でできているそうです。
こういう時代の印刷は知らないですねえ。映画で見たことはあるな。
字を一文字一文字、大量の在庫から探してきて並べるんですよね。で、刷ったら文字を元の箱に戻す。
貴重なものを見せていただきました。今後一生目にすることがないかもしれません。
ちなみに、ギャラリーの隣りに購入検討者向けのラウンジがあります。
コチラは事前予約制。
実は身近にここで購入した人がいてですね・・・、
それで「なにー!? ○○万円!? 複製で!?
どんなもんじゃ! 一回見てきてやる!」
・・・っていうのが、私がこの度ここに来た理由の一つでございます。
購入した本人談によると、ラウンジに入るとスタッフさんに扉の鍵をかけられるそうですよ・・・。怖い。
個人的には、絵の中身より、額の掛け方がとても気になりました。
気づいた方おられます? 額を吊るしたり固定する金具が一切見えていないのですよ。
これ、大きな美術館の特別展とかでもない限り、なかなか無いです。
横から見たら、絵の裏側外枠から、壁の穴に向かって、金具で吊っているもよう。
すっきりして作品に集中できます。
ただしこの方法だと、次に別の絵を掛けたとき、また別のところに穴を開けるわけで、年を経るごとに穴が増えちゃう。
特別展なら一回限りで撤収するからいいけど、ここではどうするんだろう?
なんてどうでもいい事をぐるぐる考えていたのでした。
絵をじっくり観察してみて。。。
複製画ではあるけれど、時間と手間をかけて慎重に作っているもよう。
品質と出所は間違いないし、アフターフォローもしっかりしていそうだし、何より作品のファンならば購入もアリだなと納得しました。
こんなに食い入るように凝視していながら、買わなくてスミマセン。m(_ _;)m
ちなみに私がいる間に購入する方はおられませんでした。
(↓過去のブログ、額の飾り方の話。意外と奥が深い)