こんにちは。はぴヨガmasamiです。

だんだんと空気も冷たくなってきましたね。
肩をキュッとすぼめてはいませんか?

寒いと、知らず知らずの内に、首や肩に力が入ります。
これは、熱を逃がさないように、体が自然としてくれていること。
でもこの姿勢では、呼吸は浅く狭くなりますね。


その呼吸、ヨーガ療法では、
3つのパートに分けて捉えています。


①肺の下部の呼吸=腹式呼吸
 横隔膜を上下運動させる呼吸。

②肺の真ん中の呼吸=胸式呼吸
 肋骨の間の筋肉(肋間筋)を動かす呼吸。
 
③肺の上部の呼吸=肩式呼吸
 肩から鎖骨周辺の呼吸。


寒くて肩をキュッとさせていると、③の肩式呼吸になります。

筋肉にも酸素がいかなくなるので、
首や肩、背中など体のあちこちが痛くなります。


そして③の肩式呼吸は、一番感情の影響を受けやすいんです。


不安や心配事がある時、イライラしている時、焦っている時、 
こんな時は、みんなこの③の肩の呼吸をしています。


そして、ずっと肩の呼吸をしていると、気持ちも否定的になります。


イライラすると肩で呼吸する。→肩で呼吸するからイライラしやすくなる。
→イライラするから肩で呼吸する。→どんどんストレスが溜まっていく。
(こちらも参考に→リラックスを貯めよう


とこーんな感じでどんどん呼吸が浅い体、固い体になってしまうんですね。
(こちらも参考に→体が固いんですが・・・



何か自分にとって大きな出来事があったと想像してみてください。

そんな時は、お腹で呼吸しようと思っても、この鎖骨周辺を
動かすこと、ゆるめることは、中々に難しいです。



でも、起こっている出来事を一旦頭から出して、
今ここにある自分の体、自分の呼吸に集中してみてください。



すると、肩が緩んで、胸が緩んで、
①のお腹の呼吸ができるようになってきます。
そして、空っぽの頭の中によい考えも浮かんできます。


寒い日もある
雨の日もある
イライラする日もある
不安になる日もある
切なくなる日もある


そうして、肩で呼吸している自分に気づいたならば、
外界の出来事から、自分を一旦切り離してみる。
頭の中のおしゃべりをやめて、呼吸に意識を向けてみる。



肩の呼吸が、胸に下り、お腹にまで下りてきたら、
閃きがやってくるかもしれません。
不安が希望に変わってくるかもしれません。


きっと、体も手足も温かくなってくるはずですよ。



明日は日曜日。
心と体、十分に緩めてあげてくださいね!