明日は母の一周忌法要です。
なんというか、こういう法事って 故人の為に執り行われる という建前ですが、現実には 生きている人達の為に執り行われる ものです。
故人を弔う事で、今生きている人達は心の整理を図る……ってなもんですが、ぶっちゃけ、これも建前に近いですよね。
限りなく、家族、親戚付き合いの行事の一環、という事で執り行われるものでしょう。
そして、どのように執り行われるか?で、家族、親戚間の意見の食い違いというのはあるわけで……。
なんか、いたずらに互いの対立が煽られる行事ですよね、法事って。
法要が行われる当日だけでなく、その前の段階から徐々に意見対立、衝突が見え始め、間違いなく終わった後も引きずり、これからの親戚付き合いに影響していくのです。
で、家族、親戚付き合いだけでなく、職場でもねぇ。
いいですね~、お休みが取れて。ゆっくり休んで来て下さい。
みたいに言われるんですよね。
もちろん、「休みなんかとりやがって」という嫌味ですよ。
(うちの職場、親の訃報を受けてもすぐには休みを取らなかった人もいて、むしろそれが仕事熱心で立派と受け取られるような雰囲気を持っている職場なんですよね)
家族、親戚付き合いでも、職場での人間関係でも、法事が良い影響を及ぼすことなんか何一つ思い浮かばない。 お金もかかるし。
何の為にやるんだろう、これ。
少なくとも、母の死を悼む気持ちに浸ることが許される行事ではない。
ただただ心労が溜まる一方で、故人の死を悼むどころじゃない、って気持ちでいっぱいになる行事だよ……。