いや、実はもうひと月近く前に観終わっていたんですけどね。
↓仮面ライダーBLACK RX
で、夕飯時に流すモノとして、以前かみさんにRX前半を見せてみたので、今回は中盤から最終回までを一緒に観てみました。
すぐにこのブログでこの話題を出さなかったのは……反応が残念ながら今ひとつだったからですね。
中盤以降のこの番組といえば、もう数回おきどころかほぼ毎回「何か起こる」って感じのイベントつるべ打ちで。
・26話でレギュラーの霞のジョーが、重傷を負い一時退場
・27話で前作からのライバル:シャドームーンが退場
・28話で新幹部ダスマダー登場
・29、30話の前後編で、新レギュラーとなる超能力少女:響子が登場。ただし31話以降はしばらく出番なし
・31、32話は、必殺シリーズなどで人気の西崎みどりをゲストに迎えての前後編
・33、34話は、四国ロケ編。(宇宙刑事ギャバン等で人気の大葉健二もゲスト出演)
・37話より霞のジョーがレギュラー復帰
・38話より、29、30話ではゲスト的登場であった響子がレギュラー入り
・41話より、10人ライダーが登場
・42話で、レギュラー幹部ゲドリアン退場
・43話で、レギュラー幹部ガテゾーン退場
・44、45話では、レギュラー幹部ボスガン退場。最強怪人グランザイラスとの対決、10人ライダー本格参戦、霊界怪人(要は再生怪人)軍団登場
・46話で、レギュラー幹部ジャーク将軍の最期。レギュラーの佐原俊吉、唄子夫妻退場。
・47話で最終回
連続ストーリー物ではなく、1話完結スタイルの作品の筈なのに、このイベント過密状態は何?ってなもんで。
が、どうもこれらイベントがあまりかみさんの心に響かなかった様子。
10人ライダーの登場には、驚いてはいました。
が、「驚いた」以上の感動は無かったようでむしろ「あまり活躍もしないし……なんで出てきたの?」という感じで観ていました。
何の伏線もなく超能力に目覚めて、念力で地割れを起こすわ、何もないところから水を呼ぶわという大活躍を見せる響子ちゃんには「は……?」としか言いようがなかったようで……。
佐原夫妻殺害も、「こういうキャラ、なんで殺すかなぁ……」といった反応で、ハードな展開に盛り上がるというよりは、やり過ぎと感じ、困ってしまった様子。
で、最終回の、あの(特撮ファンの間でも有名な(?))クライシス人50億人見殺しラストシーンには「なんかこの最終回……変だよね?」と、とにかく困った様子でした。
ただ、上記のかみさんの反応は、私からしても「まぁ、そういう反応になるのも、仕方ないわな」と、予想の範囲内ではありました。
予想外だったのは、かみさんは、クライシス帝国の幹部達のキャラが、案外気に入った様子だったことでした。
「この人達、仲いいよね?」と。
いや、仲いいか?
私には、手柄の為に仲間を出し抜こうとしたり、保身の為に仲間を犠牲にしようとしたりと、結構仲が悪そうに見えたのだけれど……。
どうもかみさん的には、
決まりきった性格付けや固定した人物関係、挫折や成長さえもあまりに予定調和な「記号」的なキャラクター達よりも、
クライシスの幹部達の、
野心、忠誠、功名心、信頼、自己保身、友情……これらが入り混じった上で、
「ジャーク将軍と4大隊長が仲が良く、ダスマダーとは犬猿の仲」
という基本関係が崩れない、という辺りに、「記号的ではない厚み」を感じたみたいで。
対するRXの余りのチートぶりに、むしろクライシス側に同情している様子も。
これは意外な反応、とは言えましたが……作品全体としては、やや反応が鈍かったので、残念でした……。
おまけ
昔作ったやつ。
ブログの内容とは、全く関係はありません。