グリッドマンユニバースの感想です。
何回かに分けて書こうと思います。
思いっきりネタバレ有なので、予めご了承ください。
・はじめに
結論としては、
素晴らしい両TVシリーズのエピローグ
でした! ってことになります。
先日からこう書いているので 変に思われている方もいるかもしれません。
「エピローグ? 妙にそこを強調しますね」と。
まぁ、これが私の素直な感想であります。
・TVシリーズの補完とコラボ要素について
作品内容としては、実に丁寧にTVシリーズの補完が行われていました。
ファンがTVでやや物足りないと感じていたのではと思われる部分……つまりは
グリッドマンではない、響裕太 本来の人格で紡がれる物語
ガウマの、姫との再会とヨモギ達とのきちんとした別れ
です。
これがシッカリと描かれてる作品でした。
あれ? しかし、今回の作品の大きなウリは、両TVシリーズのコラボですよね?
通常、コラボ作品のやる事というのは、交わる筈なのかったものが交わったことで生まれる新たな物語を紡ぎ出すことなのでは?
……この作品ではほとんどやりませんでしたよね!
ドラマ的には、新しいドラマを展開~という部分はほぼなく、見事なまでに両TVシリーズのエピローグ。
これなら、別に共演物にしなくても個々に「後日談」を作ればいいのでは?
……そうなんですよ。
この作品、両作品のキャラクターの絡みは確かにあるものの、こんな風に絡んだらちょっと面白いよね、というファンが頭に思い浮かべそうなレベルの事をやるだけに終始している。
じゃあ、この作品はいわゆるコラボ作品としての魅力に欠けるのか? と問われると、
否! 断じて否!!
コラボ作品のもう一つの大きな魅力……単純に共演は嬉しい、という感覚。
その感覚の方に、コラボ作品としての魅力を全振り!
2大ヒーロー共演! というだけでそもそも燃えるのに、
同時攻撃! だの 互いの武器を交換! だの、燃えるシチュのつるべ打ち。
この映画のバトルシーンに興奮しなかったファンなんて、いないでしょ!
コラボ作品であることの魅力に関しては、バトルシーンにこそ9割その魅力が割かれ、ドラマパートに割かれていたのは残り1割。 ちょっとした味付けレベルでした。
両作品のキャラ達が出会ったことによる新たなドラマ展開、に、力が注ぎ込まれていたら、ここまで見事な両作品のエピローグたり得ず、TVシリーズの補完としてはまだ何か欠けている気がする、という印象を残してしまったことでしょう。
そうはせず、
ドラマは、おのおののシリーズの補完を丁寧に行う
アクションの見せ場は、コラボ作品ならではの魅力を詰め込みまくる
こういう形で、ドラマ面でも、アクション面でも作品を盛り上げる
という作品に仕上がっていたんですね。
このある意味大胆な選択をしたスタッフに、敬意を表します。
(つづく)
おまけ
昔作ったやつ。
ブログの内容とは、全く関係はありません。