随分書くのが遅れてしまいました。
ウルトラマンデッカー
第25話「彼方の光」 感想(ネタバレあり)です。
最終回です。
感想としては……
面白かったけど絶賛とは言えない。
期待を大きくし過ぎたか?
といったところです。
絶賛とは言えないって、どこに不満があったのかって?
主に二つです。
・アガムスとの決着に消化不良感がある
はい、24話でのアガムスとの決着のつけ方に、不満があったんですね。
ん? でもアガムスとの決着……って、それ、今回(25話)じゃなくて、24話の感想とちゃうんかい! って?
そうなんですが、24話を観終わった時点では、
「まだ最終回があるから、アガムス関係のドラマはそちらでしっかりと描くのかな?」
とか思っていたりしたのです。
う~ん、うがち過ぎでしたねぇ。
・カナタの体も、スフィアに蝕まれつつあった……って展開、必要でした?
24話を観た時には「ラスト前に唐突にこの展開が来たな~。やる必然性あるのかな~」とか思っていて、でもやるということは……で、二つほど予想を立てていて、
一つは
「デッカー、ゼルガノイドみたいになっちゃうのかな? で、トリガーと対決か!?」
という過剰な期待をしておったのです。
見事に外れ。 うむむ。
もう一つは
「アガムスの過去を知っただけでなく、アガムス同様スフィアに侵された。
これでカナタは本当の意味でアガムスの苦しみを理解し、共有し、その上でカナタから発せられる言葉こそが、アガムスの心に届くものになるのではないだろうか」
と考えていたのです。
つまり、上記にも書いた通り、最終回でまだまだアガムス関係の話を引っ張ると思っていたんですよ。
その伏線なのかと間違った深読みをしてしまいました。
結局のところ、ややドラマ面が弱かった印象。
ただ困ったことに、私が作るとしても、こういう作りにするだろうな、と思ってしまうのですよ。
ドラマ面の弱さを不満点として挙げておきながら、
この番組の最終回としてふさわしいのは、
勧善懲悪ヒーロー物としての、見せ場重視のカッコいい映像と、爽快感ある大団円
であると思うので、そう考えると、実際のこの最終回はきちんとそれに沿った作りになっているのです。
ダイナの最終回と違って(笑)。
ダイナの最終回って、皆さん、アレを望んでいました?
私は、やはり当時のダイナの視聴者の多くは
「勧善懲悪ヒーロー物としての、見せ場重視のカッコいい映像と、爽快感ある大団円」
を求めていたと思うのですが。
で、ダイナはその選択はしませんでした。
対して、デッカーはその選択をしてくれたのです。
勧善懲悪ヒーロー物としての、見せ場重視のカッコいい映像と、爽快感ある大団円
で、最終回を飾ってくれたのです。
し、しかし……なぜだ? 今度はドラマ面の弱さが気になってしまった……。
そんな感じで、非常に複雑な心境です。
さて次は劇場版だ!
てか、これが最終章ってことなので、最終回に感じた不満は、これで補完してくれる展開なのかな?
予告を見る限りでは、アガムス関係のキーワードは感じ取れないのでそちらを補完してくれる気はあまりしないのですが。