仮面ライダーリバイス、ようやく観終わりました(その10)(実際の作品と望月Pの発言との断絶) | 無敵動画堂高田のブログ

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無敵動画堂 というサークルで、アマチュアアニメを製作している者が、アニメや特撮について語ります。

 仮面ライダーリバイスについて、いわゆる 感想 からはちょっと外れた話題を続けることとなります。

 もう、私の妄想、邪推の類が、本格的に展開されることとなります。 スミマセン。

 

   ↓仮面ライダーリバイス

 

 

(つづき)

 

 3-6:公式HPでの望月卓プロデューサーの発言内容からの考察

 

 考察というか、私個人の妄想、妄言の類になってしまいますが。

 公式HPでの望月卓プロデューサーの発言内容から、私が考えていることを書いていきます。

 

 (以下、東映公式HPにおけるリバイス第47話の頁の 見どころ よりの抜粋・引用)

一輝たちがギフから守ったものは、自由や平和ではありません。
それは、人間の尊厳です。
人間の内には必ず悪魔が潜んでいる、
つまり人間こそ悪魔であるということを認め、自制し、
種として生きながらえていく権利です。

一方で、ギフを倒すという決断は、とても重い。
三者三様ながらも自身の悪魔と共闘することで
ギフの提示した未来を否定した五十嵐三兄弟とその仲間たち。
彼らがこれから歩んでいく生き様そのものが、
人間が歩んでいくべき未来への道標でなくてはならないのですから。
いやはや責任重大です。

(引用終わり)

 ページは47話なのですが、内容としては、前話の46話について触れている部分の抜粋となります。

 

 五十嵐3兄弟は、本当に苦しみ、悩み、ようやく悪を打倒し人間の自由を守ったというのに、そんな彼らに与えられるのは、称賛ではなく、支配者を打倒してしまった責任の追及であり、「今後は全人類の規範となって生きよ」という宿命ですか……?

 そんな事を言う人もいるかもしれませんが、おそらく多くの人々は、五十嵐3兄弟に称賛と感謝の言葉を送り、彼らの未来に幸あれと願う事でしょう。

 

 上記発言以外でも、どうにも望月Pの発言を読んでいくと、

赤池長官や、悪堕ちしていた時期の大二に共感し、人類はギフに隷従するべきという選択肢に対し、多分に肯定的なんですね(個人の感想です)。

 彼らだって別に完全に間違った事を言っているわけではないだろう、と。

 だからこそ、ギフを倒した五十嵐3兄弟の責任追及的発言が出てくる。

 

 脚本、監督、役者が、上記の望月Pの発言内容に沿った作品内容でリバイスという作品をを作り上げたようには、私は感じられません。

 つまり、実際の作品とプロデューサーの発言との間に、既に、断絶があるように感じられるんですね。

 

 つ~か、昨日も書きましたが「自制し、種として生きながらえていく権利」……これっていわゆる「自決権」だと思うのですが、これは(平和かどうかはともかく)「自由」の根幹をなすもののような気がするのですが。「すべての人民は、自決の権利を有する」って、「国際人権規約共通第1条でしょ?

 

 もしかして望月卓プロデューサーって、

自由=ただ好き勝手にすること

だと思っているんですかね?

 ……さすがに言葉が過ぎますかね。 スミマセン。

 

 キュウレンジャーの時の発言といい、リバイスの時の発言といい、どうも望月卓プロデューサーの考え方として

「大義」といったものの前では、「個」「我」「己」といったものを捨て去り、尽くすのが正しい

という価値観を持っている様な、そういった印象を受けます。

(同時に、子供達に送るメッセージとしては「個」の大切さを訴える方が正しいのでは? という揺らぎも感じられます)

 

 対して、脚本の木下半太さんは(性癖は分からないですが(笑))過去の小説作品を読むに、多分に反骨精神旺盛。従属や隷属ではなく、

「自分の考え」をしっかり持ち、信頼のおける者達と互いに助け合いながらも、「己の力」と「努力」で道を切り開くのが正しい

という価値観が大きいような、そういった印象を受けます。

(同時に、「自分を信じられない」「目的を見失う」という弱さに対しても、そりゃ人間そういうものじゃない? 的な、いたずらに否定しない揺らぎも感じられます)

 

 以前、

 望月Pの代表作であるキュウレンジャーを観ると、伏線=後の展開の前振りとし、常に次の展開のフックとなる要素を提示し続けることで、連続性を演出し、視聴者の興味を引き続けます。

 ストーリーの運び方としては「丁寧」ともいえるかもしれません。

 対して、木下半太さんは、前振り無しにいきなり「意外な展開」を発生させ、読者を幻惑し、最後まで読むと「ああ、あれ伏線だったのかぁ!」と気付かされるタイプの伏線回収の展開を持ってきます。

 ストーリーの運び方としては「乱暴」といえると思います。

 といった類のことを書きましたが……。

 途中で木下半太さんが降板したりすることはなかったので、仲良くやっているのでしょうとは思いますが、こと作風に関しては大きく隔たりのある二人だったのでは?

 

 そういったスタッフが組んだ場合、

無い部分を補い合って、振り幅の大きい作品が出来上がるか

まとまりが無く、捉えどころのない作品が出来上がるか

 

 仮面ライダーリバイスって、後者だったのではないですかね?

 

 

 あ~、散々自分で「人格批判的意見は読んでいて気分が良くない」と批判しておきながら、私自身の一連の望月卓プロデューサーに対しての発言は

「望月卓プロデューサーの考え方として「大義」といったものの前では、「個」「我」「己」といったものを捨て去り、尽くすのが正しい、という価値観を持っている様な、そういった印象を受けます」とか、多分に人格批判に近い発言ですね。

 自分で、やはり不快に感じます。

 自身の未熟さを感じますね。

 やはりこの一連は撤回すべき との判断がシッカリ固まったら、一連は削除します。

 または、もっと良い、望月Pの人格批判的な発言をすることなく、自分の考えをうまく伝えられそうな表現を思いついたら、書き直します。

 とりあえず、当面は今のままの文章を残しておきます。

 

 繰り返しになりますが……ここで、この望月Pの発言を知らなかった方で、「え? そんな発言があったの?」と、わずかでも関心を持った方がいましたら……必ず、元のHPを確認して、全文を読んでおいてくださいね。

 もしかしたら、私は、もの凄い悪意を持った奴で、悪意ある発言の切り取りを行い、悪意のある解説文を付けているのかもしれませんよ?

 そういう、悪意を持った奴に誘導されちゃ、駄目ですよ?

 

(つづく)

 

 おまけ

 昔作ったやつ。

 ブログの内容とは、全く関係はありません。

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