invert(インヴァート)Ⅱ 覗き窓(ファインダー)の死角
発売前からとても楽しみにしていた1冊です。
↓invert(インヴァート)Ⅱ 覗き窓(ファインダー)の死角
↓前作 invert(インヴァート)城塚翡翠倒叙集 を購入した際にもらった
特典と、今回の購入特典とを、並べてみました。
で、1話目である「生者の言伝」は読み終わりました。
……ショックを受けております。
もの凄く個人的な理由で。
私が次の上映会用に現在制作中の(といっても、ほぼ制作がストップしている状態ですが)アニメ作品と、滅茶苦茶内容が被っている!
どうしてこんなことになったのだろう……?
物語の主人公Aは、呆然としていた。
故意ではなかったが、現在訪れている家の家主を殺害してしまったからだ。
警察に連絡して自首するべき?
証拠を隠滅して逃げるべき?
迷っている内に、何と突然の訪問者!
が、訪問者達は、主人公Aを、その家の者と勘違いしている様子。
その誤解を解かず、なんとか訪問者達が帰るまで、その場をごまかして乗り切ろうとする主人公Aだが……。
という内容です。
いや、非常によくあるパターンなので、ここまでは、内容が被っていても、何にも問題ないというか不思議ではないというか。
雪の山荘に閉じ込められた人々の間で、殺人事件が! というミステリーを書いたら、内容が被っているものがあった
という位、「だからどうした」というレベルの話です。
でもね、一応私もクライマックスに向けて、多少は内容を捻るわけですよ。
そして当然、invertⅡ の方も捻りを利かせたクライマックスに向かっていくわけです。
訪問者達に、いよいよ自分はその家の者ではない、偽物だろう、と問い詰められる主人公A。
何故偽者だと分かったのか? とうとうと「この発言にはこういうおかしいところがあった」という推理の根拠を語りだす訪問者。
と、その時、部屋にあったクローゼットの扉がバ~ンと開き……。
……これ以上はinvertⅡのネタバレにもなってしまうので書けませんが。
絶対に、クライマックスには何か捻りが入っているだろうなぁ、と思ってい読み進めていて、ちょっと嫌な予感がし始め、クローゼットの扉がバ~ンと開いた辺りで「あちゃぁ……これは、ネタが被ったぞ」と。
もっともinvert(インヴァート)Ⅱの方は、主人公Aは少年、訪問者は絶世の美女二人。
対して私の作っているアニメの方は、主人公も訪問者もオッサンばかり。
華がないなぁ……。
はい、内容が固まった頃って、新型コロナがもう流行っていたので、
「今度作る作品には女性声優は呼べない。 仕方がない。声の出演は全て私一人で済ませるぞ。 オッサンばかりが登場する作品にしよう」という方針で脚本を執筆していたんですよ……。
はい、2年前の5月には、ブログにてそのこと、書いていますね。
(「キャラデ難航中~」参照)
ここから、全く進んでいないんですよ(笑)
閑話休題
まぁ、被ったと言っても、なんやかやでオチはやはりちょっと違うものになっています。 完全に被ったわけではない。
第一、作品レベルが違い過ぎるのだから、誰も比較対象にすらしない。 誰も気にしない。
逆に、作品が完成し、無事上映を終えた後に「invertⅡのパクリだな」なんて感想をもらった日にゃぁ「おお、やったぁ!」と喜ぶべき事態かもしれない。
だから、全く気にする必要はないのだ。
ないのだが……。
こういうのって、作った(書いた)本人は、やっぱり気になるものなんです!
まぁ、今更脚本を大幅に書き直す気はないので、「気にしなくていいんだ」という当たり前のことを自分に納得させるだけなんですが。
おまけ
昔作ったやつ。
ブログの内容とは、全く関係がありません。